15話 ページ16
―12年前―
A「…」
友達トイレ行っちゃった。
暇だな…
あ、あの辺に座ってよ〜。
らんちゃんとりんちゃん何してるのかな…
今日は�爐靴紊Δ�い�瓩辰童世辰討燭掘�遅いんだろうなぁ。
てか楽しいけど、もうすぐ帰んなきゃなー…
らんちゃん絶対怒る。
「かわいいね〜。君1人〜？」
「おれらと遊ばない？」
うわぁ。
無視したら前みたいに肩つかまれるかな…
らんちゃんもりんちゃんも居ないし…
どうしよう…
竜胆「Aー。」
名前呼ばれたら顔を上げる。
A「りん…ちゃん…」
�爐靴紊Δ�い�瓩垢襪箸�の服着てる…
A「りんちゃぁぁ…」
蘭「Aは泣き虫だなぁ。」
A「らんちゃぁ…」
竜胆「兄ちゃんたち来たから安心して。」
蘭「いい子のAは抱っこしてやろうな。」
腕をらんちゃんに向けてめいいっぱい伸ばす。
蘭「よしよし、かわいいなぁオマエは。」
獅音「誰これ！？」
蘭「いもーとー。」
男の人いっぱいいるぅ…
莞爾「ところで竜胆はどうした。」
蘭「ちょーと野暮用、な？」
同意求められても…
らんちゃんの服をぎゅっと掴む。
蘭「なに？」
らんちゃん冷たい…
いつもならニコニコしてるのに…
やっぱり�爐靴紊Δ�い�瓩瞭�だからかなぁ…
らんちゃんとりんちゃんに迷惑かけてばっかりだな…
竜胆「Aー、怖いやつらもう居ないぞ…」
あ、りんちゃん…
泣き…たく……ない……
竜胆「A！？どっか痛くした？」
蘭「A〜、どうした〜？」
2人とも屈んで私を見上げる。
蘭「泣くな〜？」
竜胆「怖かったなぁ。」
私の涙を服で拭う らんちゃんと
私の背中を優しくさすってくれる りんちゃん。
A「ごめ……ごめ…」
弱くてごめんね、
いつも迷惑かけてごめんね、
なにも返せてなくてごめんね、
いっぱい言いたいことあるのに涙出てきて言葉が出ない…
竜胆「大丈夫だからな。」
蘭「一旦、落ち着け。」
2人が私を挟み込む。
いつもの2人の匂いだ。
Noside
いつもとは打って変わってそこに居たのは
小さな女の子をあやす兄弟だった。
喧嘩や抗争してる時とは思えない素顔に周りの人間は唖然とする。
蘭「大丈夫か？」
竜胆「1人で帰れる？」
A「うん……」
蘭「Aに護衛でもつけるか？」
竜胆「A、俺たち以外みんな苦手でしょ。」
蘭「人見知りだもんなぁ。」
((灰谷って気遣いって言葉あったんだ…))
その場の人間たちの驚きは続く
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2023年3月9日 14時
