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Blooming 40 ページ40

兄「じゃあな!いづみにも宜しく〜、莇くんも」




莇「はい、さようなら!」




『ばいばーい!』





私たち3人はさっきまで駅前のマカロン専門店でマカロンを食べていた。
何故か知らないんだけど、莇とばったり会ってしまって、そこからお兄ちゃんがせっかくならと3人でお店に向かった。






『ふぅ…美味しかったね!マカロン!』




莇「なぁ、ちょっと話したいんだけど…」




『…公園に行こっか』








─────────────



私たちは公園に着き、ベンチに座る。
しばらく沈黙が流れる。







莇「俺、あんたに好きになるからもう少し待ってって言ったの覚えてる?」




『覚えてるよ。』




莇「俺、絶対好きになるから。それまで本当に待って欲しくて。俺で飽きないで欲しい。飽きて彼氏作らないで欲しい。」







こんなこと初めてだった。
莇がこんなこと言うなんて…。
思わずときめいてしまった。






『うん、心変わりは絶対しないよ。私は莇のことが好きだもん。』




莇「…おぅ///」




『あ!そうだ!これこれ』




莇「え、なにこれ」




『えっと、なんにもない日なんだけど…莇にプレゼント渡したくて…香水です』




『中学生に香水は早いかなって思ったんだけど、莇は大人だし、いいかなって。あと、金木犀の匂いで落ち着く匂いだから』




莇「…なんか彼女みたい…っ!?」







莇は思わず口に出してしまったのか、焦った様子で口に手を抑える。
あぁ、やっぱり好きだな。






『そうなれる様に頑張ります笑』

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作者名:有李 | 作成日時:2020年2月15日 20時

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