Blooming 33 ページ33
『…あんなの振られて終わりだよ…』
とりあえず、どうしよう。
稽古はズル休みしちゃったし…
…少女漫画見よ
私は椋くんから借りたマンガを読む。
漫画の中の女の子は可愛くて何をしなくても王子様に好かれている。
…羨ましいな。
コンコンっ。
莇「A、開けてくれ」
莇の声だ。
でも、どんな顔して合えばいいか分からない…
莇「…さっきの話の続きがしたいんだ」
私はゆっくり立ち上がってドアの前にたった。
莇に会いたい。顔が見たい。そんな気持ちが高まってしまい、ドアを開けた。
莇「…A。」
『ご、ごめんなさい…入って』
莇「ありがとう」
『急に好きとか言ってごめん。困らせたよね?』
莇「び、びっくりしたけど…///でも、返事しようと思って」
『え?』
莇「今は付き合えない。ごめん」
『そうだよね…ごめんなさ…』
莇「でも、ちゃんと俺、Aのこと好きになるから///」
『…えっ』
莇「話はそれだけ…じゃあ///」
莇は話を終えると、さっさと部屋を出ていった。
…好きになるからって言ってくれた。
…期待していいのかな?
自惚れちゃう…
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作者名:有李 | 作成日時:2020年2月15日 20時