友情と恋人の違い【泉田莇】

Blooming 30 ページ30

『…あ、椋くん！』


椋「はい！何ですか？」


『…実は少女漫画のおすすめを読みたくて』


椋「っー！はい！あ、じゃあ、今から僕の部屋に行きましょう！どうぞ！」







私は椋くんの案内で部屋に案内された。







一「…あ！Aちゃんじゃーん！どうしたのん？」


『役作りの一環で少女漫画借りたいなって思って』


一「そうなんだぁー！良かったね！むっくん」


椋「うん！」


『…あと、2人にご相談が』


椋＆一「え？」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿






椋「莇くんを見たら安心して…」


一「アザミンがメイクで近づいてきたらドキドキする？」


『うん…』


一「それは、完全に」


椋「恋ですね！」


『やっぱりですか…』







私はそう聞いて、俯いた。









椋「嬉しくないんですか？」


一「落ち込むなんて変わってるね？」


『莇って異性と一線引いてる感じでしょ？私が好きになってなんか変わるのかな？って』


椋「…Aさんが頑張れば莇くんにも思いが伝わって、変わってくれますよ！」


一「そうだよん。アザミンはAちゃんのこと大事に思っていると思うし、ほらAちゃんが事務所退所した時も誰よりも心配してたから、そう遠くはないと思う！」


『……』








そうだよね、こんなに内気でどうするんだよ。
頑張って莇に話しかけて、変わらないと！








天「邪魔するぞー」


一「テンテン！どうしたの？」


天「Aにちょっとな」


『どうしたの？』


天「俺、翔の友達役やることになった。九門と同じだ。」


『そっか…うん！よろしくね！』


天「あぁ！…で、3人揃って何してたんだ？」


『…あ、少女漫画読もうと思って！』


天「え！？そんなに読むのか！？」


『当たり前じゃーん笑』


椋「頑張ってください！」


一「ファイトだよん！」


『うん！』

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