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大きな後悔 ページ34

shp「・・・・・・は?」

ドスの利いたショッピの低い声が響く

でもそんなのは私の耳に届かなかった。



ゾムが行方不明?

考えたくもないことは頭をよぎる



暑くなんてないのに汗が吹き出してきて

痛くなんてないのに手に力が入らなくなって

握っていたインカムを落とす音が響き渡った



shp「先輩?・・・大丈夫ですか?」



インカムを拾い、のぞき込むように心配してくれるショッピ。



[エグい音したけど・・・どないしたA?]


『あ、えと・・・・いや、何でもない・・・・。』



[そうか・・ほんならええわ。それで、話の続きなんやけd う゛、ゲホッッゲホゲホッ]



shp「・・・?どないしましたロボロさん?」


[・・・]


反応がない



『ロボロ?ねぇ、大丈夫?』



反応がなく、繋がったままのインカムをショッピが強く握る



shp「なんかあったんや・・・」

そう言うと立ち上がるショッピ。



私は思わず彼の腕を力なく掴んだ


『・・・やだ・・・いかないで・・・・・・?』




素直な私の気持ちが口からこぼれるように吐き出される



私の言葉にショッピは切ないような表情で微笑んで抱きしめてくれる


shp「大丈夫ですよ。絶対帰ってきますから。俺はロボロさんの安否と敵の居場所を確認して戻ってく るだけです。」



優しい声でそう言われる。


『やだ・・・お願いいかないで・・・・・・』



そんな私の言葉も全て包み込むようにして強く抱きしめてくれるショッピ。




昔から変わらない大きな手。

細いのにとても筋肉質で大きい背内。

あったかい。



shp「ちょ・・・なに泣いてんすかっ笑」


泣きたくなんかないのに涙が出てきて

私の頬とショッピの服を濡らす



shp「俺は大丈夫ですって。だからそんなに泣かないで下さい。」



そう言いながら頭を片方の手で撫でてくれる。

このまま彼を離してしまったらもう二度とあえないかもしれない。



そんな恐怖で頭がいっぱいになる。




そんな私を離し、ショッピは立ち上がった。


shp「ここで待っててくださいね。・・・絶対戻ってくるので」



その言葉を最後にニコッと笑いかけるショッピ



『まッッッ・・・』



私の言葉に振り返らず彼は走っていってしまった。

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作品ジャンル:ホラー
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日向ぼっこ - 続きが気になるぅ (2022年1月15日 15時) (レス) id: 26ba2b80a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ - ロクロさん» 大変です。キリがないです。((( (2022年1月8日 10時) (レス) id: b711861770 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - マリさん» 検索除けしましょう (2021年12月2日 4時) (レス) @page27 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
ウーロン茶 - マリさん» コネシマ好きな人って以外と多いんですね (2021年11月19日 23時) (レス) @page25 id: 374b1f393a (このIDを非表示/違反報告)
マリ - コネシマ、、、 (2021年11月19日 23時) (レス) id: be020104da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウーロン茶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年10月24日 18時

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