【d!】主役を奪うのが我々【軍パロ】 (ページ33)

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決心ページ33

パァンッッッ

という大きな音とともに銃弾が発砲される。

引き金を引いたのと同時に発砲した衝撃で少しよろける。

バタッ

『ッ・・・ハァハァ・・・・・・』

どくどくと、私の足元まで赤い血が流れてくる

カランッカランカラン

急に手に力が入らなくなって持っていた拳銃を地面に落とす。

ごめん。ごめんごめんごめん

ごめんなさいっ・・・ごめんなさいっっ・・・

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チーノ・・・

shp「ハァ・・・ハァ・・・先輩」

私はショッピに目を向ける

するとショッピは膝から崩れ落ちて、下を向く

・・・ショッピは泣いていた

shp「先・・・パイ・・・」

細く開かれていた瞳は耐えきれないほどの涙でいっぱいだった。

shp「俺を・・・信じてくれて・・・ありがとうっ・・・・・・」

そういいながらショッピは私に抱き着く。

私も返事の代わりにショッピを強く抱きしめる。

・・・でも

チーノが内通者だったなんて思うと本当に胸が苦しくなった

信じたくなかった

ピッ

［あれ？ショッピ、聞こえるか？］

その瞬間、ショッピのインカムからロボロの声が聞こえる。

shp「あぁ、はい・・・？聞こえますけど？」

こんな状況でも冷静を保とうとショッピは涙をぬぐって真剣な表情になる

［今、誰かと一緒におる？］

shp「今はA先輩と合流しました」

［そ、そうか］

『え？なんかあったの？』

［あーー、うん。そうやねん。］

少し困ったかのようなロボロの声。

shp「何があったんですか？」

私も気になり、聞き耳を立てる。

［ええか？落ち着いて聞くんやで］

ロボロは私たちに念を押す。

私とショッピは顔を見合わせ、同時にうなづく

ロボロの言葉に唾を飲み込み、呼吸を止める

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［ゾムが今、行方不明やねん］