検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:10,346 hit

54 「第3のスピリット」 ページ7

「このスピリットが・・・・」
「おそらくだけど、君の持っている奇跡のスピリットになにか関係性があるのかもしれない。輝ニにスピリットをスキャンされても、これだけは残っていたから」

スキャンされても奪われなかった、ていうことは俺が適合者じゃなければデジヴァイスに入らないんじゃ・・・。
でも、あの時と同じ。ヒューマンスピリットを手に入れたときに、俺がなぜあの遺跡の答えが分かったのかと同じだった。俺はこれを知っている。正確には知らないけれど知っている。

「・・・エレメントスピリット・・・」
「エレメント・・・スピリット・・・・・?分かるのか?」
「うん、よくわかんないけど分かっちゃうっていう感じだよ」

あっという間にエレメントスピリットはデジヴァイスに吸収されてしまった。
でも反応がないな、ヒューマンスピリットやビーストスピリットの時は新たな力を感じたんだけど。

「・・・・・・・・・・・・・」
「そんなに自分を追い詰めるなって!きっと、大丈夫だよ!」
「・・・・・・・・いや、みんなを俺は殺そうとしたのに、どうして・・・かなって」
「・・・俺もわかんないよ。バカだからなのかな?」

失礼だけど・・。俺の時もそんな感じでアッサリだったからかもね。

真っ暗なトレイルモンの中でひたすら待ち続けていると5人も乗車した、電気も点灯してどうやら出発みたいだ。

しばらくガタゴト揺らされて平穏だった。するといつの間にか・・・。

「光と闇は兄弟です!」
「え?」
「光のある所には必ず闇があるです。だから、闇だったことを悔いる事はないのです!」
「そうか、お前は確か元々天使型デジモンだったよな。俺みたいな、1度闇に染まった奴にも・・・・。ありがとう」
「・・・!な、なにかくるです!」
「なにがって?」
「とっても怖くて・・・来るです!」
「「うわぁっ!!」」

いきなりトレイルモンが横転した。頭を左右に振って何とか気を保つ。一体、なにが起こったんだ!?
さっき座っていた側の窓から顔を出す。そこには最強の敵の姿!

「ケルビモン・・・なのか!?」

驚いているとトレイルモンの本体が飛んでいった・・・哀れ・・・。

「輝一はそこに居て、俺たちは進化だ!」

今、スピリットを持っていない・・・すなわちただの人間である輝一が1番危ない。ここでなんとか守らないと!

55話へ続く

55 「脅威のケルビモン!」→←53 「兄弟って?」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
15人がお気に入り
設定タグ:デジモンフロンティア , デジモン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

エマ - 続きも楽しみ 更新お願いします(*≧∀≦*) (2013年9月19日 16時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天城マミ | 作成日時:2012年10月29日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。