デジモンフロンティア！~奇跡を呼ぶシャイニングスピリット！~後編 (ページ27)

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７４　「帰還、デジタルワールド」ページ27

ヴリトラモンが持ち上げながら、俺はその片手に掴まって。

『フレイムストーム！』『ロイヤルローズフレアー！！』

ヴリトラモンの炎のエネルギーでロイヤルローズフレアの威力も上がってる、これで加速は完璧だ！
進化を解いてロケットの中に戻るとすぐ電磁ストリームに突入した。

すっごい痛いけどなんとか突入できた。

「やったわ！」
「いや･･･」
「小惑星だ！取り舵いっぱーい！」

だけど面舵をいっぱいにしたら今度は避けきれないで羽が折れた。電磁ストリームからはじき出されて宇宙空間みたいに放り出されちゃった。

「楽しいー！」「ってはしゃいでる場合？」
「俺たち、このまま宇宙の藻屑になるのか？」
「やだやだ、そんなのやだー！クズになんかなりたくなーい！」
「それは俺のセリフだって泉ーッ！」
「どうすればいいんだ？」「どうすればいいって･･･」

その時、ロケットに衝撃が走る。後ろを見るとトレイルモンのモールが進路妨害と言いながら押していた。泉が頼み込んでこのまま地上まで押していってもらうことに。

これでデジタルワールドに帰還できた！！

～～～

帰還して初めて着いたのは鋼のエリア、なんか全部が全部鋼･･･。そういえばメルキューレモンの顛末ってどうだったんだろう。

とにかく前へ進むとなにかやってきた。

「我が名はサジタリモン！個人的な恨みはないが、お前達の身ぐるみはがさせてもらうぞ！」
「きぐるみ？」
「違うわい！身包みだ、身包み！」
「分かりやすく言うと、持ってるもの全部置いてけってことね」
「あの、もしかして強盗さんですか？」
「そうだ！痛い目見たくなかったら素直に出せ！」
「おい、アンタ。もしかしてロイヤルナイツの手下か？」
「ロイヤル･･･何言ってんだお前」
「そうか、ならいいんだ。フィーリアモン、よろしくな」
『うん』
「ハヤッ！」「さすがは茉莉･･･俺たちにできないことを･･･」

そりゃあいつの間にかって思うでしょうね。拓也にいざという時は拓也があの時目覚めてお願いされたんだから。身包み剥がす強盗ぐらいならフィーリアモンで軽くスキャンすればいいでしょう。

「ならば、力ずくで奪いだけだ！フギャア！！」
『力ずく････？女ナメたら痛い目見るぞ･･･』

「ま･･･茉莉･･･」「怒ると怖いんだね、女の人って」

『これで終わりよ！ヘブンズエリシエーｓ「そこまでだ！」

７５話へ続く