デジモンフロンティア！~奇跡を呼ぶシャイニングスピリット！~後編 (ページ22)

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６９　「みんなの想いを受け取って」ページ22

『あの額には、デジタルワールドのデータが埋め込まれてる。それを開放すれば･･･！』
『･･･それしかなさそうだな』
『俺が盾になる、その隙にお前たちのどちらかでいい、額を貫け』
『何故だ！？装甲だったら俺の方が･･･！』
『第一、結界技を使える私じゃなくて、どうしてマグナガルルモンの必要が』
『かっこつけてるわけじゃない！さっきも見ただろ、エネルギー系の攻撃は奴に通用しない』

ということは完全にマグナガルルモンじゃ倒しようがない、それで剣を持つカイゼルグレイモンと私に･･･。
とにかくやるしかない、これ以上の消耗戦は不可能だ。

「なにをゴチャゴチャ言っている！！ウォオオオオ！！」

この攻撃を潜り抜けて、奴の下へ･･･！

『『うぉおおおお！！』』『はぁああああ！！』

マグナガルルモンだけを囮にはさせない、なるのなら私も、やるべきことをするまでだ！

「小賢しい！！」

『･･･くっ！』『リングフォースローブ！！』

『ホーリー･･･セイラモン････』

『おい、お前までどうして？！』
『決まってるじゃないか、ケルビモンの額を貫くなんて大役、私にはできるわけないじゃないか』

「無駄だァァ！！」

ダメだ、この攻撃は･･･守りきれない･･･！

『『行け！！拓也ーー！！』』

『ッ････うぉおおおおお！！！』
「無駄だ！俺は無敵だァァ！！」
『そんなこと、誰が決めた！！』
「貴様１人でこの俺は倒せるものかぁぁぁ！！」

『俺は１人じゃない！仲間のスピリットが、気持ちが集まってきてるんだ！！』

「なにっ！？」

『デジタルワールドの平和は、俺たちが取り戻す！！』
「く･･･来るなァァァ！！近づくなァァァ！！」
『ダァァァァ！！これで終わりだーーー！！』

「グァアアアアアアアア！！」
『どうだ･･･！？･･･････悪に穢れた魂を、このデジヴァイスで浄化する。デジコードスキャン！』

～～～

『大丈夫か････』
『やったのか････？』
『･･･あぁ』

『どうやら、拓也･･･お前は最高のデジモンみたいだな･･･』

額を貫くカイゼルグレイモンの姿は、まさに希望の光。ありがとう、拓也。
カイゼルグレイモンから進化を解いた拓也と気を失った輝二と共に仲間達のところへと戻っていく。みんなの姿が晴れやかに見えて、凄く嬉しい。

７０話へ続く