63 「封印されたデジヴァイス!」 ページ16
「しかし、これからどうする?」
「うーん・・・どうすっかなぁ〜」
ケルビモンが姿を消した。それはつまりまた新たな対策を練るための一時的な退散を考えて良いはず。
とりあえずケルビモンを探すのが先決か、まだ暴れまわっているデジモンたちをスキャンするのか・・・まぁ決めるのは2人だろうけど。
しかも、輝一にはやることがありそうだ。
「あの・・・その、さっきは・・・・・・・さっきは・・・・」
「うわぁああん!」
「なんだよパタモン!」
「来るですー!」
「ケルビモンか!?」
「・・・!下だ!」
下・・・視点を下げるとそこは急に氷と化していく、新たな脅威か!?
「「うわぁっ!」」
「うわああ!?」
「な・・・なんなんだ!?・・・お前は!」
さっきデジヴァイスを無くした時に現れたデジモン!?
まさか、この崩壊のせいで牢獄から脱出できたってことなのか・・・・?
「お前!ケルビモンの仲間か!?」
「ケルビモン?あんな野郎と一緒にしないでもらいたい」
「ケルビモンの仲間じゃないの?!」
どちらにしても、ボコモンによれば凶悪なデジモンらしい。しかもケルビモンよりも始末が悪いときたか・・・。
なら、とっとと倒してデジコードをスキャンしないと!
「ふうむ・・・貴様ら人間だな?」
「だったらどうした!!」
「うむ、感謝しよう。貴様らのおかげで窮屈な地下牢から出る事ができたァ」
なんだ、コイツ・・・・なんか怪しさ全開というか話しかけないほうが良かったのか?
というかあの役立たずになったデータを全部食べたって・・・なんつー奴だ、ケルビモンより最低だ!ハイパースピリットでコテンパンにしてやる!
「ささやかだが礼をしよう。感謝の印だ」
「デジヴァイスが!」
「これじゃあ進化できない!」
「ケルビモンと戦えるってことはまぁまぁよ、お前達はお後の楽しみにとっておこう。さぁて残りの人間たちはどれだけ楽しませてくれるかな?」
「どこが感謝の印なのよ!」
泉の言うとおりだ、これじゃあ俺も進化できないし、みんなを見守るしかない。
2人は諦めずにデジヴァイスの反応をなんとか掴もうとしてるし、とにかく氷の陰に隠れよう。
『『『『スピリットエボリューション!!』』』』
『ブリッツモン!』『フェアリモン!』
『チャックモン!』『レーベモン!』
64話へ続く
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エマ - 続きも楽しみ 更新お願いします(*≧∀≦*) (2013年9月19日 16時) (レス) id: d693d9f1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天城マミ | 作成日時:2012年10月29日 1時