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第12話：先生 ページ12
朝の4時半。まだ登りきっていない朝日が少し眩しい。
「おはようございます！」
半袖姿で寝室から出てくるゆめ。朝日に当たって目が覚めたのか、「んー！」と伸びをしている。
「おはよう。ゆめ。」
寝室から出てきたと思うと、庭の方へ歩いて行き、「おはようございます、お願いします！」とあいさつをしている。
やる気のある子だな、と思い声をかけてみると、元気な返事が帰ってくる。
「ゆめ。」
「はい。」
「まだ訓練始まるまで時間あるから、好きなことしといていいよ。」
そう言うと、ゆめは20分後に帰ってきた。
「帰りました。」
「どこ行ってたの？」
「お庭借りたんですけど、良かったですか？」
「ん、いいよ。」
立ったまま話していると、せつなが起きてきた。
「おはようございます！」
「おはよう。」
「おはよう、せつなちゃん。」
ゆめとせつなが朝食の用意をしてくれている間に、俺は今日の訓練メニューを考える。
「30分走り込み入れようかな。でも、呼吸の訓練も入れたいな...。」
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作者ホームページ：http://11111 作成日時：2021年12月25日 22時
