【ハイキュー】ボカロの曲聴いてたらそのまんまのこと起こったんですがこれは (ページ2)

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夕景イエスタデイ×影山飛雄ページ2

「でさー…」

「何それ？やっばw」

……うるさい。

いつものようにはしゃいでる女子たちを睨み付けながら、早足で歩く。

影「A、おはよう」

『………寝癖ついてるけど』

何でいつも一緒に行こうとするの、コイツ。

*

昼休み。ご飯を食べ終えて、ヘッドフォンをつける。音楽を流しつつ、机に突っ伏していると影山が話しかけてくる。

影「A」

『何？』

影「呼んでみたかった」

じゃあわざわざ呼ぶな…。私はイライラして音量を上げてもう一度寝ようとする。

影「無視すんな」

『!?』

ヘッドフォンを外され、耳元で囁かれる。コイツはどうせ無意識でやっている。それが尚更ムカつく。

『なんで話しかけてくんのさ…私寝ようとしてたのに』

影「関係無い。俺話したい」

……腹立つ、このアホ。

*

翌日の昼休みも影山が話しかけてきた。その時私のドS心に火がついて、ヘッドフォンをつけてずっと無視をするという作戦に出た。大音量だと耳がぶっ壊れるから、コードを外して寝る。

影「A？」

ずっと話しかけてくるあいつに腹が立って隣のクラスの山口に会いに行こうと席を立つ。

『あ』

油断していた私は露骨にバレてしまう。

影「？」

『違うんだよ、別にっ…！』

何が違うんだ。ただ私が構ってもらいたかっただけじゃないか。
でも時間が経てば忘れるだろう、と自分で勝手に安心していた。
影山は立ち上がって、私の頭を撫でてこう言った。

影「…お前、なんか可愛い」

『っ嘘つくな…』

影「嘘じゃねぇ。普通にお前可愛い」

……コイツにはいつも混乱させられてしまう。勿論、この後私たちが付き合ったのは言うまでもない。