【暗殺教室】その女４ (ページ9)

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死神の時間後編ページ9

だが、

「…ん？これは？」

烏間に歩み寄りながら死神は彼の胸に肌色のチューブが張り付き、それが血を噴いていることに気づく

そして、そのチューブは殺せんせーの触手で、血はトマトジュースだということに

・

殺せんせーは少しするとトマトジュースを何処からか取り出した

『トマトジュース？』

思わず首を傾げると殺せんせーはこちらを見た

「そろそろ必要だと思いまして。」

すると、触手を1本だけ檻から長く伸ばし、ジュースを飲みだす

「触手1本ならギリギリ外に出せます。」

・

まさか自分の見えない鎌に気づかれるとは思わず、決定的な隙を見せた死神
そこに烏間のパワーのこもった拳が死神に金的を食らわせた

それに思わず死神は低く苦しそうな呻き声をあげる

「やっと決定的な隙を見せたな。死神でも急所は同じでほっとしたぞ。」

「…っ、それはっ、タコのっ…！」

「覚悟はいいな、死神。俺の大事な生徒と同僚に手を出したんだ。」

「待てっ…僕以外に誰がヤツを殺れると…！」

「スキルなら、うち(E組)の教室に全て揃っている…！」

烏間の左フックが死神の顔にクリティカルヒット
その勢いで後ろへと吹っ飛び、死神は気を失った

「殺し屋なんて辞めたらどうだ。職安に行けば、そのスキルも役に立つぞ。」

最下層まで降りてきたイリーナの顔が、優しく微笑んでいたのは誰も知らない