【暗殺教室】その女４ (ページ32)

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期末の時間 2時間目ページ32

そして、決戦の日

「なんつー目してやがんだ」

「恐ろしく気合乗ってるよ、A組。カルマもAも勝てんの？」

「さーねー。本気で殺す気ある奴がいたら手強いけど」

『出し切るしかないよ』

莉桜の問いにそう答える

二人の怪物に殺意を教育された生徒が、因縁に決着をつけるべく、今、紙の上で殺し合う

ここで無様な結果を出したら、例え暗殺に成功しても、多分私達は胸を張れない

私達は殺し、先生が教えた暗殺教室

教え通り、第二の刃を身に着けたこと

ターゲットに報告出来ないままじゃ、卒業できない！

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「始め！」

教師のその言葉を合図に、全員が問題用紙を捲り、筆記用具を取る

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一問目は英語

「問題量が多すぎるよー」

「ヒアリング、えぐかったよな。ビッチ先生でもあんなにボキャブラリー豊富じゃねーよ」

解答終了を知らせるチャイムの音で皆、筆記用具を置くとぐったりとした様子

まだ一教科目でこの消耗

だが時間は待ってはくれない

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直ぐに次の科目、社会

それが終われば理科、国語と、どんどんテストは進んでいく

恐らく今までのテストとは比べ物にならないくらい平均点は低くなる
満点なんて学年に一人いれば奇跡

順位の白黒がハッキリつくテストだ

「で、A組の奴等はどうなんだ？」

「休み時間に覗いてきたけどよ、それはもう滾ってたぜ」

ただただ狂ったように集中するA組に恐怖すら覚える

そして、いよいよラスト

『…来たか』

数学だ