【暗殺教室】その女４ (ページ22)

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学園祭の時間ページ22

あまりの美味しさにソワソワとメニューを見つめる不良たち

「他のも食おうぜ他のも！」

「何だこのタマゴタケって、食ったことねぇ！」

「テメーら！不味いって言え不味いって！」

「え？不味いの？」

悪い噂を吹聴してやろうと思った自身の計画が崩れそうになり焦るリュウキ

その後ろに迫る艶やかな影

「あら、うちの生徒の料理、お口に合わなかった？」

ビッチ先生である

ハニートラップの名手にかかればこんな奴らイチコロだ

「いやいやいや！ちょーーー美味いっす！！！」

「そう？じゃあ、この柿とビワのゼリーとかいかが？私の肌と丁度同じ柔らかさよ」

「食うっす！」

「いっそ全メニュー食べてくれたら、先生嬉しいなぁ」

「え、え、え、でも、金が…」

「駅前にあるわよ、A・T・M♡」

「下してくるっすぅぅぅぅ！！！」

「はぁーい、待ってるわー！」

ATMに走る高校生たちは貢ぎコース確定だ

「山の麓で矢田が客引き、頂上にはビッチ先生…師弟コンビ恐るべしだ」

「菅谷くんのポスターに、岡島くんの食品写真、狭間さんのメニュー解説文、三村くんの特設ホームページ。客の興味を引ける素材は揃ってます。まだ一日目、勝負はこれからですよ。」

・

暫くし、また聞き覚えのある声がした

「おーいいるか渚ー？来てやったぞー！」

「あっ！Aお姉さんだ！」

「さくらちゃん！松方さんと園のみんなも！」

『愛莉ちゃん！来てくれたんだ！』

松方さん、さくらちゃんや愛莉ちゃん
さらに他の園の子供たち

渚くんは勉強を、私は愛莉ちゃんにちょくちょく会っていたので、付き合いが続いてたのだ

『久しぶりだね、愛莉ちゃん』

「うん！Aお姉さんの料理食べたくて来ちゃった！」

『まあ、正確には村松くんのだけどね。じゃあ、何食べたい？』

「モンブラン！」

『先に甘いものなのね』

まあ子供だからしょうがないか