【ハイキュー!!】君と描くキャンバス【夜久衛輔】

Campus 51 ページ6

全ての片付けが終わり外に出ると、田中君と山本君は意気投合していた。


澤「次は負けません」

黒「次も負けません」

笑顔で握手をしているけれど、漂うオーラは黒い。





楽しかったなぁ…翔陽に会えて、まさか潔子ちゃんに会えて…


それがもう終わりなんだと思うと、やっぱり悲しかった。





田「Aさああああん！！」

西「今日はありがとうございました！！！」


田中君と西谷君が掛けてきて、手を握る。


ふたりともキラキラした笑顔で私を見つめる。


『こちらこそ、ありがとうございました』




そういい頭を下げると、大袈裟なくらい「あああ、か、か顔を上げてください！」と聞こえた。



「ててて、天使！」「違う妖精だろ！」というなんとも言えない掛け合いをしている。




天使や妖精は、私よりも潔子ちゃんだと思うけどなぁ、そう思いながら潔子ちゃんを見ると「こら」と頭をボードで叩く。


それを本当に嬉しそうにしている姿を見ると、潔子ちゃんは好かれているんだろうと感じた。



翔陽と孤爪君が話終わったところで話しかける。


『翔陽、スパイク凄かったよ』

翔「おお！あざっす！！…そういやAもMBだったよな！今度バレーしよう！」

話がよく飛ぶけど、面白いから自然と会話も弾むんだよね。




『いいけど、宮城と東京じゃ…』



翔「あーそっかー…うーん」



『でも、楽しそうだから今度やろうね！』

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