【ハイキュー!!】君と描くキャンバス【夜久衛輔】

Campus 91 ページ46

夜久君と付き合い始めてから、時間が過ぎるのが早く感じた。



いろいろなものを見て、感じて、ふたりで時間を紡いできた。






白紙だったキャンバスに少しずつ色が広がり、そのドットがやがて1枚の絵になる。



それが早く見たいような、でも見たくないようなそんな気持ちになる。









『おはよう！』



そっと微笑むと、照れくさそうに笑う夜久君。




夜「おう、おはよう！」



今日もどこまでも透きとおるような青空が窓の向こうに広がっている。






あれから時々、家に泊まることがあったけれど、何か進展があった訳ではなかった。




それでも私はとても嬉しくて、幸せです。




あなたに出会わなかったら、あなたと話さなければ、きっとこんな気持ちになることはなかった。






辛くて、苦しくて、悲しくて、切なくて、━━━━







恋しくて。







楽しくて、嬉しくて、幸せだと感じるこの気持ちに嘘偽りはなにひとつない。




衝突は何度もした。お互い一方的になったこともあったけれど、冷静になって相手の気持ちを考えたら、やっぱり仲直りしてた。





こんなことで終わらないという自信があったのかもしれない。



でも心の底では不安だった。


それでも好きだから、あなたの笑った顔が大好きだから━━━━…









あなたと描く物語が、これからも幸せばかりじゃなく、苦しいことも悲しいこともいっぱいあると思う。









でも夜久君とならどんなことが起こっても大丈夫だと、君と一緒なら何があっても乗り越えていけるから、

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