【ハイキュー!!】君と描くキャンバス【夜久衛輔】

Campus 49 ページ4

東京都にある都立高校、音駒
宮城県にある県立高校、烏野


「名勝負！ 猫対烏！ ゴミ捨て場の決戦！」と近所の人に親しまれていたらしい。


烏野は「落ちた強豪 "飛べない烏"」と呼ばれている。



実力伯仲でありながら、「小さな巨人」がいた頃ですら一度も勝てなかったという強豪・音駒高校。

その強さの理由は、猫又監督が徹底する“繋ぐ”チームプレイにある。



「小さな巨人」は翔陽が憧れている選手だ。
小さな巨人(ちいさなきょじん)とは、小柄・軽量なのに優れた人を称える言葉。


バレーボールは床にボールが落ちなければ負けないスポーツ。守備を固め、いかに攻撃陣に“繋ぐ”か。


東峰さんという人が打ったスパイクは、音駒の3番、夜久君が腕に当てた。

あんな強烈なスパイクを打てる東峰さんも凄いけれど、それを拾えた夜久君も凄くて……かっこよかった。







試合は進み、音駒が勝利した。



東峰さんや翔陽のアタックをとことん拾ったり、カバーやレシーブで大活躍した夜久君…





もう、終わりなのか…そう思った直後、体育館に響く元気な声。





翔「もう一回！」




　そこから何回も試合したけど、烏野は惨敗した。




翔陽の底なし体力には驚いたけれど、みんな動けなくなるまで頑張って、胸が、胸が熱くなった。




Aは、言葉に表せない気持ちで拍手をした。
それに釣られた清水さんと武田さん、烏養コーチや直井さん、猫又監督も拍手をした。




(みんなすごかったよ)

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