【ハイキュー!!】君との時間【夜久衛輔】

Memoly 44 ページ45

そうして、二人で笑っていると、声をかけられた。



？「あれ？日向、知り合い？」


？「じょ、じょし…！！」


翔「あ、菅原さん、田中さん！えっとー、小学生のときの友達です！！」



　菅原さんと呼ばれる人は、丁寧に挨拶してきた。

菅「俺は、3年。ポジションはセッターやってます。よろしくね」



『はい、音駒高校3年の羽鳥Aです、よろしくお願いします』



　つられてAも笑顔で自己紹介。



田「あ、と、ととと年上！？」

田中さんという人がすごく驚いた顔をしている。




　顔が童顔なせいで、よく実年齢より下に見られる。
もう慣れたので、さほど気にしなくなった。


『よく年下に見られるんですけど、これでも3年です』

？「日向と友達って言ったから、てっきり同い年かと思ったよ」


　…この人は主将かな？


？「あ、俺は澤村大地。よろしく」

『よろしくお願いします』



　そこから、話ながら体育館へ向かう。





黒「今日は、よろしくお願いします」

澤「こちらこそ、よろしくお願いします」

日「おー！天井たっけえぇー！」

影「普通だろ」


　そっか、翔陽は1回しか試合したことがないんだっけ。

だから、ちょっとしたことですぐ感動するんだろうなぁ。





直「8年ぶりか。なんだよ烏養その頭」

烏「うっせー直井。お前は変わんなすぎだろ」



　烏養コーチと直井さんが笑っていると、近くから監督と顧問の声が聞こえてきた。



猫「うちもこの3日、いい練習試合ができました。今日もよろしくお願いします」


武「はい、こちらこそ」


猫「相手が烏養のジジイじゃなくとも、容赦しねーよ」





　猫対烏！ ゴミ捨て場の決戦！開始！



音駒は丸くなって気合を入れている。





黒「俺達は血液だ、滞り無く流れろ。酸素を回せ "脳"が 正常に働くために…いくぞ！」

皆「おっす！」



孤「クロ、今のやめない？なんか恥ずかしい」


山「いーじゃねーか！雰囲気、雰囲気！」


海「自分らへの暗示みたいなもんだ」


黒「ということだ」



　孤爪君がこの掛け声を恥ずかしがっているのは、結構前に本人から聞いたので知っている。

かっこよくていいと思うよ？と言ったら、渋々納得していたんだけど……

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