Memoly 24 ページ25
『ここです』
夜「おー……デカいな」
鞄から鍵を取り出して、開ける。
『どうぞ』
夜「おじゃましまーす。おぉ、あったけ〜」
真っ暗だった家に灯が灯る。
お客様用のスリッパを置いて、ダイニングキッチンに案内し、適当に座るよう促したところで、ふと思い出す。
『…夜久君、夕飯どうする?』
夜「…あ」
寒いから、という流れで家に招いたのだから、夕飯を作りたいけど
(夜久君の親は何も言わないのかな?)
『…め、迷惑じゃなかったら、夕飯食べていきますか?』
たまに敬語が混じってしまう。
夜「いいのか?」
『むしろ大丈夫?』
夜「え、何が?」
『親、心配しているでしょ?』
二人して首をかしげるという不思議な光景が繰り広げられている。
夜「…大丈夫だけど、一応連絡しとくわ。ちょい待ってて」
夜久君は、携帯を持って廊下に出る。
その間、私はお茶請けを用意……っていう時間でもないんだよね。
ガチャ
夜「いいって。時間は気にしなくていいから」
なんて話したのだろう。
時間は気にしなくていい…なんて、夜久君の気遣いだよね。
もともと、私が今朝突然お願いしたことなのに、嫌な顔ひとつしないで…
なんで、
なんで、こんなに優しいんだろう。
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ぱーぷる姫(プロフ) - あるさん» “ヒカルが地球にいたころ”をご存知ですか!そうなんです、文学少女と“ヒカルが地球にいたころ”を書かれた野村美月さんのファンでそこからとりました。気づいてくれて嬉しいです。夜久君私も大好きです。 (2014年8月10日 17時) (レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
ある - ぱーぷる姫さんの名前は“ヒカルが地球にいたころ”の恋愛の達人ぱーぷる姫からですか??夜久さん大好きです! (2014年8月10日 14時) (レス) id: 7cf121e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - マリーブルさん» いやいや!私のは駄作過ぎて涙が出てきますよ。ほんと、文才ほしいですよね(笑) (2014年8月1日 9時) (レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
マリーブル(プロフ) - そんな!!私のは駄作ですので、、、笑 ホント才能欲しいです!笑 (2014年7月31日 20時) (レス) id: 63411f8814 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - マリーブルさん» 暇なときにマリーブルさんの小説読ませて頂きますね! (2014年7月30日 19時) (レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱーぷる姫 | 作成日時:2014年7月20日 20時