【ハイキュー】もう､万年一回戦敗退の弱小校なんて言わせない【オリジナル高校】 (ページ8)

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もう言わせない 5 ページ8

～岩泉一 side～

｢よぉ､来たか｣

俺は合宿相手校の坂見第一のエースであり弟でもある､優作に声を掛け再会の挨拶をして握手を交わす｡

優作は北川第一で俺や及川が抜けた後､エース兼副主将でチームを引っ張っていたが､何故かこいつは青城には進学しなかった｡

バレーでは無名に等しい坂見第一へと進学したんだ｡

青城でもWSとして活躍していけたはずなのに､優作は青城からの推薦を蹴り坂見第一へと行った｡

しかしまさかその坂見第一と合同合宿をやることになるなんて全く思いも寄らなかった｡

青城の合宿や練習試合の相手は殆ど強豪校か大学生チームだからだ｡

まぁ無名とは言え､優作がエースを務めるチームだし､何と言っても白鳥沢の牛島の兄貴がコーチについてるから一緒に合宿することになったんだろうけどな｡

それに2年生､3年生の部員がいるにも拘わらず1年生で主将をしているという小柄な明日真というヤツのことが俺は気に掛かっていた｡

あの体格だからリベロ…は主将だからないだろうから､さしずめセッターってとこだろうか？

まぁ､部活としての部長であり､優作か誰かにゲームキャプテンを任せるという形でリベロ…ということも考えられるには考えられるが…｡

合宿に来た坂見第一のメンバーたちは緊張こそしてはいるものの､万年一回戦敗退の弱小校…と呼ばれているようなチームには見えなかった｡

及川と話をしている明日真に俺は少なからず興味を持った｡

夜の部長会議で明日真とも話すことになるから楽しみだな…｡

俺はそう感じ今回の合宿を有意義なものにしようと思っていた｡

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