【青葉城西】木兎の従妹は苦労人 2nd【HQ】

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＿帰り道



沈黙が気まず、



『くにみん公園寄ってこ』


国「はい」



くにみんも緊張してる?


ただでさえ緊張してるのにより緊張しちゃう。



『どうぞこちらのブランコに』


国「なんですかその口調」



どう切り出せと、話を。



『手を出してもらってもイイデスカ』


国「手ですか?」



まとまりきってないけど今の気持ちを知って欲しい。


今まで何度もしてきたことなのに、こんなに緊張するなんて。



国「Aさん?」


『くにみんを男の子として見たうえで、手を繋ぎます』


国「っ!?」


『正直に言うと、まだくにみんへの好きが恋愛的なものなのか自分の中で定まっては無くて、』



まとまっていない状態で話すのもあれだけど、


でもずっと待たせるより、今の精一杯を伝えたほうがいいと思ったから。



国「いいですよ、今のAさんの気持ちが知りたいです」


『くにみんの隣に居たい』


『他の女の子と話してる姿を見るのは嫌だって思った』


国「はい」



『、、これをまっつんには恋愛的な好きだって言われたんだけど、くにみんはどう思う?』


国「いや急に空気ぶち壊しますね。それ俺に言うんですか?」



自分で空気つくったけど、耐えられなかった。


それに隣に居たいけど恋愛的な好きかはわからない、なんてやっぱり身勝手すぎないか。



でも、返事をすることで今までの関係が崩れてしまうのが怖かった。


認めてしまうともとには戻れないから。


くにみんに話すことで自分の気持ちが整理できたかも。



あ、関係が変わってしまうのが怖くて


怖いから無意識に自分の気持ちに気づかないふりをしていたのかも。


それって、、



国「Aさん、自分がどんな顔してるかわかってますか」


『え、』


・


国「俺が言うのもなんですけど、、"俺が好き"って顔してますよ」


『なっっ、そう言うくにみんも顔真っ赤、』


国「そりゃ、好きな人から好きだって言われたので」



いや、はっきり好きだと伝えていないんだが、


それでもその言葉を否定できないくらいには、くにみんのことが好きなんだな自分......


うわ、まじか。



国「なんか言ってもらわないと俺も恥ずいんですけど」


『そんなこと言われましても、キャパオーバーなのよ、、』


国「俺もいっぱいいいっぱいなんすけど、

　「中途半端は嫌なので」


・


国「Aさん好きです。俺と付き合ってください」


『私もくにみんが好きです。よろしくお願いします。』

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