【青葉城西】木兎の従妹は苦労人 2nd【HQ】

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ファイナルセット。



これを取った方が勝ち。



ひぃ。



入「お前達は強いよ」



監督の言葉、重い。


今日までの部活の思い出が頭の中巡っちゃって


うー涙腺。


まだ、まだ泣くところじゃない。



調子良し男の及川。


初っ端からサービスエース。



ただ、狂犬ちゃんが烏野の坊主をロックオン。


まんまと煽りに乗っちゃって。



大丈夫か？ってハラハラ



矢「先輩の晴舞台に泥塗ったら絶対に許さねえからな」



いらない心配だったみたい。


矢巾いいこと言うじゃん。



狂犬ちゃんにもちゃんと響いたみたい。


より一体感が深まったというか、


気持ち引き締まった感じ。



そんなとこに割り込む飛雄のツー。


及川の後輩だもんね…



負けるな先輩。



２４ - ２５



乱れてボールがコート外、


超ロングセットアップ。


阿吽の歴史の集大成みたいな。


たまんないなぁ。



両者引かず、ボールも落ちず。




日向くんのスパイク、


ブロックの手にあたって、


及川が、とりきれず、



２４ - ２６


試合終了。


１(青城) - ２(烏野)



まじか。


負けた。



入「よく戦った」



今度こそ泣くの許してほしい。



客席前で整列。


岩ちゃんがなかなか動かない。



そんな岩ちゃんの背中を


及川、マッキー、まっつんが叩いていく。


男の友情(？)


言葉にできない、



及「ありがとうございました！」


「「ありがとうございました！！！」」



私が悔しいんだ、


それ以上のみんなに何て言葉をかけていいかわからない。



スクイーズ片づけながらぼーっと。


本当に終わっちゃったんだ。



国「手伝いますよ」


『くにみん、いいよ疲れてるでしょ』


国「俺が手伝いたいのでやります」



珍しく動いてたじゃん。


絶対疲れてるだろうに。


気持ち的にも悔しいだろうに。


優しいなー。




国「Aさん？」


『ん？』


国「何で泣いてるんですか」


『え、あー本当だ』



だっってくにみんが優しいから。


かっこいいし。


もう一緒に部活できないなんて



『さみしい』




『もっと一緒に部活したかった』



国「……今日はやけに素直ですね」



『だって最後じゃん』



今日くらい自分の気持ちに素直になってやる。



国「その勢いで返事されそうですけどさすがに今は」


『わかってるよそれくらいっ』



くにみんと話してるおかげで少しだけ立ち直れた気が


もしかして気を使ってくれた？



かなわないなー

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