【青葉城西】木兎の従妹は苦労人 2nd【HQ】

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国「それはそうと、俺はいつまで待てばいいんですかね」


『う、。春高終わるまで待ってほしいデス』


国「まあその前に予選ですけどね」



こんなときまで冷静なの何で。


しかも返答期限が春高終わりはいいの？


そんなに待ってくれるの？



『いや、予選は勝つ前提でいこうよ』


国「まあ強いとは思ってますけど、」



確実じゃないって、いや


己のチームにもう少し自信持って。



・



考えるとは言ったけど、簡単に答えなんて出せなくて。


月日が流れる流れる。



迎えちゃったよね、春高予選。


私たち３年生にとっては最後のチャンス。


まさかこんな気持ちで迎えることになるとは……



・
春高予選

vs 伊達工業



「「いーぞいーぞハジメ!押せ押せハジメ!もう一本!」」



２セット目。

８ 対 ６


１セット目は私たちがとって１歩リード状態。


それにしてもさすが鉄壁。



渡「及川さん！」


及「！！」



及川のスパイクが伊達工のセッターくんに捕まった。


え、身長高。



及「また面倒くさいチームと当たったもんだ…」


岩「正直ちょっとスカっとしたな」


花「確かに」


及「聞こえてっから！！」



わかる、スカッとした。


敵ながらありがとう((



いじられてるけど、決めるとこは決める男。


ツーの取り方うまいなぁ。


腹立つから言ってやらないけど。


・


及「岩ちゃん！」


岩「締めが甘いぜ」



マッチポイントで迎えた場面。


岩ちゃんのスパイク。


鉄壁の３枚ブロックの端。


高身長１年の腕のど真ん中を抜いた。



やっぱりイケメンは岩ちゃんだな。


かっこよ。



セットカウント ２−０

勝者：青葉城西高校


準決勝進出。



きた。


IH予選ぶりの烏野との公式戦。


ここで勝った方が決勝。


ドキドキ。胸が高鳴る。


ほどよい緊張感。



国「Aさんなんて顔してるんてすか」


『ひどい！』


及「Aって熱い試合になるとその顔するよね」



わくわくするじゃん。


緊張帯びた独特の空気が好きなだけなの。


みんなしてひどい言いよう。



試合勝った直後だよね？


私にかまわず喜んでくれ。

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