ハイキュー!!【短編集】 (ページ7)

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→黒尾ルートページ7

「おっ、研磨！それに黒尾さんも」

そう声がした方へ、3人揃って顔を向ける

研「……虎…」

黒「俺をついでみたいに言うな」

男子バレー部の山本がチームメイトである2人に声をかけてきた

虎「ど……ど…どうも」

私を見て、挨拶をした山本くんは顔が赤くなっていた

「こんばんは」

虎「おい！研磨！アッチのたこ焼き食おうぜ」

研「えっ…いや、お腹すいてない…」

虎「いいから、行こうぜー」

そんな2人のやり取りに、やれやれと呆れている様子の黒尾はチラっとAを見ては

黒「先行ってるぞー」

と2人に声をかけ歩きだした

虎「研磨借りまーす」

研「えっ、」

山本に無理やり連れていかれた研磨

ぽっかりと空いた私の右側
寂しさを感じチラっと研磨の方を振り返る

黒「何？気になんの？？」

「いや…別にそういうわけじゃないけど」

黒「ふーん」

それから、なぜか無口になり歩く歩幅が大きくなった黒尾の横顔を盗み見ながら小走り気味についていくのがやっとだった

「ねぇ、クロ！ちょっと待って！」

黒「んー？……あっ、悪い」

「……」

もう、と少しふくれっ面なAの顔を見た黒尾は自分が何に対してイライラしているのか、自覚するまでに差ほど時間はかからなかった

黒「はっ、はは…」

「何？急に…」

突然笑いだした黒尾に不思議そうな顔をしてるA

黒「なんでもない」

「へんなのー」

それから、研磨は山本に連れ回されているのかなかなか私達のところには戻らずに、クロと2人で家に向かう道を歩いていた

続く