……続き…… ページ2
苛立ったような国見くんの手が私の肩に置かれグイって引っ張れたと思ったら、私の唇に国見くんのが重なった
一瞬の事で、私は頭が真っ白になっていた
「えっ?あっ……えっ?」
国「あんた、俺のこと好きでしょ?」
「…えぇ?……なん…で?」
国「…知ってるよ」
「うそっ…」
国「………いつも、見てたし」
そう私に言った国見くんの顔は、不機嫌そうな表情なのに…頬が赤くて…
「(なんだ…これ!!)」
キュンと胸が締め付けられる感覚を覚えた
こんなこと初めてで、どうしたらいいのか戸惑ってしまう
国「で…どうなの?」
言わなきゃ伝わらないと…さっき教えてもらったばかりだ
背中を押してもらったばかりだ
勇気を出せ!私!!
「…………す…き…っ
好きです。国見くんが好き」
私の告白を聞いた国見くんは、はぁとため息をついて「やっとか」と少し呆れた顔をしていた
「あの…」
国「…待ちくたびれた」
そう言った国見くんの顔は、少し誇らしげにはにかんでいて、そんな顔から目が離せなかった
国「あんま見ないでくれる?」
そう言って、私の頭を抱えるように片手で抱き寄せた
国「あんただよ…断った理由。」
そう、吐き捨てるように耳元で囁かれた。
終わり
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作者名:おちゃこ | 作成日時:2019年9月20日 23時