白鳥沢の１年マネは、他の学校でも愛される！？

むーっつ ページ6

帰る準備をしていたら、天童先輩に話しかけられた。

　｢Aチャンってさぁ、寮なの？｣

『はい。週１で実家に帰りますけど。』
　
　｢若利クン！今日もう上がっていいー？｣

　｢ああ、ゆっくり休め｣

｢ってことでさー、途中までいつしょに帰らない？｣




『え？』

｢ハハッそのリアクションたまんなーイ！で、どうするノ？｣

『よろしくお願いします？』

｢やったよ！英太クン！｣

｢なに、告白みたいなことしてんだよ。まあ、良かったな。｣

｢天童さん、俺も一緒でいいですか？｣

｢エッ太一！いいよー。Aチャンもいいよね？｣

『ど、どぞ。せんぱいが２人も・・・緊張します。』
　
川｢そんな堅くならなくてもいいよ｣

　｢太一のほうが堅いヨ｣

それから、部活の話や新入生どう？みたいな話をした。
川西先輩、笑ってるのかどうかわかりにくかったけど、楽しかったなあ。

『女子寮まで送って頂きありがとうございます。ゆっくり休んでくださいね。』

｢うん！ありがと！｣

｢うん、また明日｣

あ、天童先輩にお礼するの忘れてた。
明日から本格的に手伝わせてもらうからその時にお礼言おう。

よし、寝るか。

　翌日

｢おはよ｣

『白布先輩、おはようございます！』

｢ふ、朝から元気もらったわ｣

牛｢む、白布と蔵織か、おはよう｣

｢『おはようございます。』｣

『あの、白布先輩って寮暮らしなんですか？』

｢そ、太一と一緒の部屋なんだ。｣

『そうなんですね。では、また部活で』

｢また｣

教室に入って荷物を片付けて席に着いた。後から、隣の子がきた。

｢はよ、A。｣

『はよ、工』

幼、小、中、高と全部一緒の幼なじみ。
家族ぐるみで仲良いから、良くお互いの家に泊まったりしている。
正直言ってめっちゃなかいい。


入学から数日がたった今、工がすごいモテてる。
あー、中学の話なんだけど。
私と工が幼なじみって事を知らない他の小学校の子が私達が付き合ってるという、噂が流れた。

2人ともかなりひどい目に遭った。
何回弁解しても嘘と言われて、悔しかった。
結局は、同じ小学校の子が、証言してくれたから大事にはならなかった。
　
　でも、もうそんなのごめんだから2人の時とかにしか下の名前で呼ばない。
普段は、｢蔵織｣と、『五色君』。

ほんまに、いいにくい。

(文字数制限のため次行きます。)

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