はたち みーっつ ページ24
天「ねえー、俺にはしてくんないの?それ」
もしかして手を握ることだろうか…。仮にも先輩、私なんかがやっても良いのだろうか。
先輩の力になるのならやりたいのだが、こびを売っているように見えたら嫌だし…ってこんな考えた方が八方美人って言われちゃうのかもしれない。
高校に入ってからは、周りの目を気にせず自分を大切にしたいと思い、同級生があまり入学しないであろう白鳥沢にはいったんだ。
まあ、なんて言われても大丈夫。そこまでがんばるだけだから。
『私なんかで良ければ、どうぞ』
天「わぁ!手柔らかいねェ。やる気出たよ!がんばってくるねぇー」
ひらひらと手を振ってコートに行ってしまった。天童先輩は、いつも明るくて面白い方なのだけれど、飄々といていて何を考えていらっしゃるのか分からない。
それから、しっかりドリンク作りやマネージャーの仕事をこなした。タオルを洗いに行ったり、干しに行ったりもした。
その間にもどんどん試合は進んでいって、梟谷21対白鳥沢23という点数になっていた。
これはどっちを応援すれば良いのだろうか、白鳥沢は、いつもの調子で点を稼いでいる。梟谷は、こうちゃんの調子も良くスパイクがよく決まっている。
白鳥沢は、メンタル面でも非常に強い…
木「俺に持ってこーぉい!!」
赤「はい!」
バツンッと、こうちゃんの打ったスパイクが梟谷のコートに落ちた。天童先輩がブロックをしたボールは、赤葦さんが必死に追いかけた物の落ちてしまった。
木「もうおれにもってくんなぁ…」
「(うわぁあでた。木兎しょぼくれモード)」
赤「分かりました、木兎はベンチで休すんでてください」
こうちゃんが、しょぼくれながらベンチに戻ってきた。コートの中から赤葦さんがアイコンタを取ってくる。
隣のこうちゃんを見ながら困り眉で目を細めてくる。もしかして、私に慰めろと申しておるのだろうか。
それから、いろいろな言葉を巧みに使ってなんとか普段通りのテンションにまで戻した。それまでチームメイトが点を取ってくれていた。
『梟谷の皆さんは、こうちゃんのこと大好きなんだね』
木「なんでだ?」
『だって、エースがいなくて辛いところなのに必死に白鳥沢に食らいついてるんだよ?こうちゃんが戻ってくる場所を作るために』
その言葉を聞いて安心したのか、こうちゃんはいつもの顔に戻ってコートの中に入った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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なの(プロフ) - アオハルれもんさん» ネタが無いので、休止という形をとっています。もし何かリクエスト等ありましたら、コメントお待ちしております🙇♀️ (6月24日 23時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 久しぶりに浮上。 (2022年5月4日 22時) (レス) id: 1073bf0d00 (このIDを非表示/違反報告)
アオハルれもん(プロフ) - こちらの作品は終わっているのですか??終わっているか終わっていないか。教えて下さい。お願いします。上から目線に申し訳ございません。 (2021年7月31日 18時) (レス) id: 8f3660d7e6 (このIDを非表示/違反報告)
アオハルれもん(プロフ) - 更新頑張ってください!!この作品、大好きです! (2021年7月23日 22時) (レス) id: 8f3660d7e6 (このIDを非表示/違反報告)
なのもち(プロフ) - ツクヨミさん» すみません!誤変換でした!ご指摘有難う御座います!以後気をつけます。 (2021年7月11日 6時) (レス) id: b3104d6996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なのくさ x他1人 | 作成日時:2019年8月2日 22時