雑愛された少女は狙われています【HQ】

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2日目。




『みなさんお疲れさまです！これどうぞ！』



「サンキュー、A！」





私は今、音駒のサポートに入っている。





 




「なんだか、お前がいるの懐かしく思えるな。」



夜久さんが笑顔で言ってくれて、こっちまで嬉しくなる。






「Aさんって、元々音駒にいたんですか？」




聞いてきたのは、背の高い1年の灰羽リエーフくん。
そして、不思議そうな顔をしている1年生の子たち。




『うん！みんなは初めましてだね。私は去年までマネージャーとして音駒でお世話になっていたAAっていいます！』


「そうだったんですね！」




 


「なーにそれえ？Aは今も音駒の一員じゃーん！」



『え・・・！』




・・・まって黒尾さん、なにその嬉しい言葉・・・！！





「当然だよなー」



「なぁ？」




『ええ・・・！』








ほんと・・・いい人たちすぎる。勝手に音駒から離れていったのは私なのに・・・！



『どうして、みなさんは私なんかを受け入れてくれるんですか・・・！』



なんか感極まって涙出そう。





 





「もう・・・Aを泣かせないで、クロ。」



「待てって！なんで俺が泣かせたみたいになるわけー！？」




黒尾さんが嘆いている。



『・・・ふふ、そうじゃないよ研磨。私は幸せ者だなって思って・・・』


「そう？ならいいけど・・・」


 



それでも慰めるように私の頭をなでてくれる研磨の優しさに、なんだかもどかしくなった。

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