無気力組の女の子【HQ】 (ページ3)

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菅原side

「急で悪いが、一週間後に東京で合宿がある

青城、音駒、梟谷とだ」

烏養コーチからそう告げられて一週間、今日は東京合宿の初日だ

そのため俺達は朝5時に学校に来ている

そして朝っぱらから1年生達の争いが始まっていた

「A先輩の隣に座るのは俺だ！！月島は引っ込んでろよ！」

「ハァ？君みたいなうるさいのと一緒にいたら先輩も疲れちゃうでしょ？」

「なんだよお前！どんだけA先輩の隣に座りたいんだよ！！」

「…そんなんじゃないから」

「じゃあ俺がA先輩の横座ってもいい？」

「ダメに決まってるでしょ山口」

「…ふふ、ごめんツッキー！」

1年生達が言い争ってる中、立ったまま寝てる影山

『影山、来て』

そんな影山の袖を引っ張ってバスに乗り込むA

「…え！？」

俺らも急いでバスに乗り込み中を見ると、後ろから二番目の席に二人で座っていた

「おい影山！！お前なにちゃっかり先輩の隣座ってんだよ！！」

日向は影山のジャージを引っ張ってグラグラ揺らす

「うるせぇよボゲ…」

「ちょ、なんで王様なの？意味わかんないんだけど」

『…1番静かだから』

そう言ってヘッドホンをしてしまったA

…やべえ月島が震えてる

「なんで僕じゃないの…よりによって王様…」

「…つ、ツッキー…？」