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山口(スクールバッグ…あれはAさんの物だったんだ)
最近クラスで陰湿な苛めがあるって、Aさんのことだったんだ…
部活ばっかりで、クラスに関心がなくて全然気づかなかった。
ここで素直に、男子トイレにあるって言うべきなのか。
でもありのまま全部話したって、Aさんが信じてくれないかもしれない。
そうなってしまったら、俺は…
山口(苛め側と思われちゃう)
山口｢…ごめんね、見てないや。一緒に探そう？｣
う
そ
つ
い
ち
ゃ
た
日向｢山口も知らないんだ。じゃあ探そうか！……その前に、ベンジョベーン！もれる！！｣
そんな日向を見て、呆然としているAさんにちょっと微笑んで声をかける。
山口｢日向はいつもこんな風なんだよ｣
A｢…そうですか｣
Aさんは、鞄がよほど心配なのか、元からこんな話し方なのかは分からないが、少し怯えたような小さな声でポソっと呟くように話した。
｢大丈夫だよ。日向が行ったトイレに鞄、あるから。｣
こう言ってあげたかった。
でも、言えるわけない。
日向｢おーい！！Aちゃんの鞄あったー！！｣
便所から大声で叫ぶ声は日向。
やっぱり、あの鞄だったんだ。
そして、あの鞄は俺が置いたんだ…
A｢えっ…｣
便所から出て来た日向の手には、スクールバッグがぶら下がっていた。
日向｢見つかって良かったね！でも、なんで男子便所にあったんだろうね？｣
A｢……｣
Aは唇を噛み締め、俯いた。
日向｢…またなんかあったら言って！俺、１年１組か、放課後は第二体育館にいるから！じゃ、またね！｣
日向のこの発言は、Aさんのことに気づいてか、それともいつもの日向の明るさからなのか…
俺は、嘘ついただけで何にもできなかったな。
続く
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中楯悠里(プロフ) - 梓さん» 米ありがとうございます！こんなに早く米来るとは思ってなかったので、ガチ嬉しいです涙 (2015年7月25日 12時) (
レス) id: 7520dae078 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - あと、イラストうまいですね・・・！１０分とは思えないクオリティーです！！ (2015年7月25日 11時) (レス) id: ff932eb128 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 一話読んだだけで引き込まれました！！すごくいいと思います！これからも頑張ってください☆ (2015年7月25日 11時) (レス) id: ff932eb128 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中楯悠里(×ｹﾞｰﾑにて改名) | 作成日時：2015年7月25日 11時
