理由6 ページ6
今日は晴れ。…というか快晴と言っていいはず。
雲が一つもない。綺麗な空。そして日曜日。
私は蛍の家に向かう。
雨の日じゃなくても、恋人なのだから、
いつ家に来てもいいだろう、と蛍が言ったのだ。
いつも通りスニーカーを
乱暴に履き、家を飛び出す。
公園を通り、ゴミ捨て場の前を過ぎ、
小走りで蛍の家に向かう。
雨の日と違うのは、BGMが無いことぐらいだろう。
『ついた』
インターホンを押す。
｢どーぞ｣
昔は雨を理由にして
家に来ていたけど、今は違う。
彼女だから、という理由。
それで十分だよね。
『おじゃましまーす』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れん。(プロフ) - おもしろかったです。他の作品も読ませていただきたいです！ありがとうございました (2020年1月25日 14時) (
レス) id: 18f6533485 (このIDを非表示/違反報告)
おそら - あっという間に読み終えてしまいました。私好みのシチュエーションでした。これからも頑張ってください! (2017年10月25日 22時) (レス) id: c43d721394 (このIDを非表示/違反報告)
芹りん - ちゃんゆいさん» コメントありがとうございます…！とても嬉しいです。そんな言葉を頂けて光栄です…！こちらこそありがとうございました！ (2017年9月17日 7時) (レス) id: cd9dd37775 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんゆい(プロフ) - 長くて堅苦しくないので、とても読みやすくて良かったです！私自身も雨が好きなのでこんな出会いがあればよかったなとキュンキュンしました、！！楽しませていただいてありがとうございました。！！ (2017年9月17日 2時) (レス) id: b9a107538d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：芹りん | 作成日時：2017年9月17日 1時
