廃墟となった国の少女 second (ページ46)

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第10章見つからない最善策 1 ページ46

サイダーを飲んだ後、みんな解散して、私とらだくんは図書館に向かってます。

rd「でもさぁ、図書館で何調べるの？」

『えー。内緒。』

多分、らだくんはこのこと知らないでしょ。

多分言ったら悲しませる気しかしない。

まぁ、調べないとわからないけど。

rd「着いたよー。俺もなんか本見よっかな。」

これ、バレないように調べないと…。

バレたらほんとにらだくんには、悲しい思いをさせる可能性が…。

『私調べてくるね。』

rd「行ってらっしゃい。」

えーと、どのコーナー辺りにあるんだろう。

でも、これは、王女様に呼ばれた6人が持ってる能力に関係するから…。

この国の歴史に関係してるかもしれない。

恐らくみどりくんが知ってるんだ。

過去に同じようなことがあったんだと思う。

だから、この国含めいろんなとこの歴史のコーナーにありそう。

そう思い歴史のコーナーに行こうとするけど…

『ひ、広すぎて分からない…。』

普通に見た目から大きかったけど、予想よりも広かった…。

どうしよう…。

もう、歩いて探すしかないか。

多分分かるよ。

そのあと歩いてると…

『や、やっと見つけたぁ…。』

疲れたんだけど。

まぁ、それっぽい本があるところに行くか。

うーん、「我々国」の歴史？

「我々国」？

どこよ、その国…。

でも、近そう。

国も、本もね。

そう思ったとき見つけた…

『あった、「運営国」の歴史。』

そう、この国の名前は「運営国」。

なぜこのような名前になったのかは分からないけど。

まぁ、読んでいこう。

結構厚いな…。

読み終わるまでどれだけかかるかな…？

まず、読んでる間にらだくんが来ないことを願おう。

そうじゃないと見つかってなんでこんなこと調べてるのって、尋問にあいそうだし。

そして、どんな内容であろうとみんなには隠して過ごそう。

みんなを悲しませたくないから。

そう思いページを捲る。

まだ、それっぽいとこはないなぁ。

そして、丁度本の中間で私が調べたかったとこが出てきた。

謎の鳥かご。

どうやら、予想は的中していて、この現象は昔にも起きていた。

しかも、少しじゃなくて、多く。

最近だと、今の鳥かごより40年ぐらい前に起きたらしい。

でも、なんで鳥かごができるんだろう？

あと、鳥かごの解除のしかたは？

難しい…。

全部書いてるかな。

そう思い探す。

『お、あるじゃん。』

そう思って、全ての理由を確認した。