6 ページ33
そう考えてるうちに、きょーさんたちが、
kyo「桜の下行かへんか?」
と誘ってきたから、一緒に桜の木の下に行った。
でも気まずそうな顔をしていたのは引っかかる。
まぁ、気にしないほうがいいんだろうな。
そして桜の木の下についた。
レウさんは、そのまま地面に座った。
草が生えてるから、服が汚れることはないはず。
そしてコンちゃんは、そこらへんに生えてる草を見て、「あっ、○○草だ!」とか言っている。
草見ただけで何かわかるってすごくない?
そしてきょーさんは、公園のすぐそこにある、川のほうを向いて、ポケットから何か細い棒状のものを引っ張り出していた。
なんだあれ。
『きょーさん。それなに?』
そう聞くと、
kyo「これは煙草やな。」
と答えた。
たばこ?
そう思っていると、
cn「それ吸ったらダメだよ。」
と、コンちゃんが言ってきた。
え、吸っちゃダメなのに何できょーさん吸ってるの?
cn「体に悪いよ〜。だから、きょーさんが吸ってる間だけこっちおいで。」
そう言われたから、コンちゃんのほうへ行く。
体に悪いのに、なんできょーさんは止めないのさ。
そう思う。
コンちゃんのところに行くと、
cn「あっ!これトリカブトじゃん!」
トリカブトとかいう草を指さしていた。
なんでこんなに、見てすぐに何か分かるんだろう。
cn「トリカブトがここに生えてるのは危なくない?」
そう言って、トリカブトと言われてる草を抜いて、近くの川に捨てた。
え、可哀そう。
cn「トリカブトは神経毒だから危ないよ。子供が遊んで抜き取って食べたらどうする気だったんだろ?」
トリカブトくん、君危ない奴だったんだね。
同情した私がバカでした。
cn「あ、レウさん。」
そう言って、コンちゃんはレウさんにある花を渡した。
re「あ、フランスギクじゃん。探してたんだよね。ありがとう。」
どうやらフランスギクっていう花らしい。
cn「花言葉は、忍耐、寛容、寛大、悲哀、無実とかそういう言葉があるんだよ。」
コンちゃんが言った言葉は、すべてレウさんにピッタリな気がした。
忍耐とか、一番わかる。
re「じゃあコンちゃんも。」
そう言って、交換するように、花を渡した。
cn「スズランじゃん。花言葉は、純粋、純潔、謙遜、再び幸せが訪れるって意味があるんだよね。」
そうスズランを愛らしそうに見ていった。
なんだろう。
何かを懐かしむような顔をしている。
やっぱり私は彼らのことを何にも知らない。
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» へへっ…!ありがとうございます!! (7月12日 23時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - あ〜♪尊い☆ (7月12日 23時) (レス) id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ