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rd「─────ってことがあったのを思い出して泣いた。」
私は、らだくんの話を聞いて、驚いた。
自分の手で、両親を殺しちゃったんだ…。
私が、そう思っていると…
kyo「でも、らっだぁ。お前、俺に親のこと教えるとき、「事故で死んだ」って、言ってたやん。」
そう、きょーさんが言った。
rd「ごめん。あれ、嘘。ほんとのこと言ったら、引かれると思ってたから。」
まぁ、きょーさんがその感じなら、みんな同じなんだろうな。
md「ラダオクン、アレ嘘ダッタンダネ。アノ質問ノ答エ。」
rd「ごめん。」
そう言って、謝るらだくん。
でも、らだくんにも理由があったんだよね。
md「コレダッタラ、アレモ嘘?」
rd「え?どれ?」
そういうみどりくんに対してどの事か分からないらだくん。
md「覚エテナイノ?」
らだくんのあの反応的に、色んな人と色んな約束をしたんだろう。
その中から、みどりくんとの大事な約束をひねり出そうと頑張ってるんだろうな。
そう思ったとき…
私の頭の中を、1つの景色が流れた。
私は、その景色には、見覚えがあった。
(ここ、きょーさんとみどりくんと始めてあった公園だ。)
そして、公園に咲いてある、木に咲いているピンクのフワフワしたお花。
そのしたに、見たことのある二人が立っていて、なにかを約束しているようだった。
そのふたりとは、らだくんとみどりくんだった。
みどりくんは、木を背に座っていて、らだくんがみどりくんの前に立っている。
らだくんはなにかを決意した顔をしている。
きっと、みどりくんが言っているのはこの事なんだろう。
でも、これは誰かの記憶の切れ端みたいなもの。
みどりくんからだくんしか知らない約束だから、どちらかの記憶だと思う。
そう思ったとき、
rd「ごめん…。覚えてないや。」
らだくんがそう言った。
私は、そう言った、らだくんの表情をしっかり見ていた。
とても辛そうで、泣きそうな顔。
そして、さっきの言い方。
(なぜだろう。さっきらだくんが話してくれた、過去の話と似ている。)
そう思ったとき、全てがわかった。
私に流れてきた、「記憶の切れ端」は、らだくんのもので、彼は、またわかってるのにも関わらず、嘘をついたこと。
そして、また自分を苦しめていること。
なんで、彼は、こんなにしてまでも、苦しむの?
苦しまないで頼ってほしい。
そう思ったとき、
md「アッソ。ラダオクン最低。」
と、みどりくんが吐き捨てるように言った。
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楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» へへっ…!ありがとうございます!! (7月12日 23時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - あ〜♪尊い☆ (7月12日 23時) (レス) id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
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