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過去話7 ページ11

「ほら、こいよ。」

そう言い、怪物を迎え入れる彼。

怪物はそれを聞いて、彼に、取り付くような、そんな感じで、彼の身体に入っていった。

彼は、少し、暴走しかけるが、止めた。

「ふぅ。これで、帰れるな。じゃあ行くか。」

そう言って、家まで歩いていった。


「ただいま。」

そう言い家に入った。

すると、彼の母が声をかけた。

「お帰りなさい。って!?その服どうしたの!?」

そう言われたので、正直に答える。

「街歩いてたら輩に襲われたときに、刺された。」

そう言った。

「そうなのね。その青いのは、刺したところを隠すためのペンキね。じゃあ洗濯するから着替えてきなさい。」

そう言われた。

(え、ペンキどっから湧いて出た!?)

そう言おうとしたが、変な勘違いをしていた。

(これは、嘘じゃない。母さんの勘違いだ。)

彼は、そう思った。

そして、その足は、彼の自室に向かっていた。

きっと着替えに行くのだろう。


自室についた彼は、すぐにクローゼットから部屋着を出した。

そして、部屋着に着替えて、さっきまで着ていた服を、母の元へ持っていく。

「母さん。着替えてきたから洗濯よろしく。」

そう言って、服を洗濯に出して、

「はいはい。」

という、母の返事を聞きつつも、彼の自室に戻る。

そして、彼は、何をするのかというと…


いつもみたいに、パズルをすることでもなく…


彼は、机から紙を一枚、ペンを一本取り出し…


一番上に…









【俺が自由になる方法。】と書いた。


これは、彼が自由になるための計画書である。


だが、これが原因であんなことになるとは誰も思ってもいないだろう。


彼自身も気付いていないだろう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【俺が自由になる方法。】

○俺が自由になりたい理由

·自分も他の子みたいに遊びたい。

·勉強もパズルも飽きたから。

○俺が自由になって得すること

·友だちが出来る。

·自由に遊ぶことが出来る。

○俺が自由になって損すること

·街の人に声をかけられなくなる。

○自由になるにはどうしたらいいか

·親を感心させる。

·親に反抗してみる

·親をビビらせる

○結論

·俺が自由になるには…









親をどうにかする必要がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼は、ここまでまとめて、決行日を自分の誕生日に決めた。

誕生日まであと、3日。

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楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» へへっ…!ありがとうございます!! (7月12日 23時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - あ〜♪尊い☆ (7月12日 23時) (レス) id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楓生 | 作者ホームページ:もっぴーきゃっと  
作成日時:2021年8月31日 2時

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