2 ページ37
『殺してくれるんじゃなかったの〜？』
離れたらだくんにそう聞くと、
rd「俺がAを殺すわけないじゃん？」
と言って、「当たり前でしょ」と言っている。
なんだよ〜。
正直死にたくはなかったから助かったけど。
rd「それに、ほんとに殺す気だったら俺もっとちゃんとするよ？こういうの取り出したりするよ？」
そう言って、胸元からナイフを取り出した。
その他にも、怪しい青色のステッキー、鎌、拳銃。
色々隠し持ってるみたいだ。
rd「俺がこれらを出すとしたら、危険な状況に置かれたり、暴走して自我が保てなくなった時とかだな。」
と言い、「そんなことはなければいいけど。」と呟いていた。
それは私も切に願う。
rd「それにしてもごめんね〜。青鬼がお腹空いたって言ってたから少し血を拝借させていただきました。まぁ、それで首元に一生消えない傷作っちゃった。これ治すね。」
そう言って、見えないけどその傷を治してくれる。
『てか青鬼さんってお腹空くんだね…。』
そう聞くと、
rd「実はね〜。でも今日はお腹いっぱいになるの少しどころか結構早かった。」
と言っている。
もしかして、普通の血液と私の血液は何か違うのか…？
いや色は違うんだけどさ…？
それ以外にもなんか違いがあるのかな？
てか待って…
『え、今まではどうしてたの？』
そう聞くと、
rd「誰かから貰うのは嫌だったから、自分のを吸ってた。そんまま自分の腕にかぶりついてさ。」
と当たり前かのように言っている。
普通にそれは効果あるのか…？
rd「少なくとも俺と青鬼は別モンだからね。青鬼が取り付いていようと、俺は俺だから、俺の血液吸おうが、青鬼の腹は膨れるし、俺は貧血なるしって感じ。」
聞く限りデメリットしかない気が…。
まぁ、本人がいいならいいんだけど。
rd「そんじゃ本題。数日したら消えちゃうやつ、付けてあげる。」
そう言って、また首元に顔を埋めるらだくん。
するとあの日の「あれ」と同じ感覚がする。
rd「はいできた〜。」
そう言って嬉しそうにしている。
かわいいよねぇ…。
でも言ったらまた同じ轍を踏みそうだから言わないでおこう。
rd「それじゃ、そろそろ帰ろ…？」
そうらだくんが言って気が付いた。
『そういえばここ学校じゃん…！？』
もしかして私たちすっごい恥ずかしいことしてた…！？
ど、どうしよう…。
もし万が一誰かに見られてたら…。
『早く帰ろっか。』
でも思ったより私は冷静だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» え、そんなにすごい設定ですかね…？でも僕の中ではかなりお気に入りです！！もう殺人現場みたいになってますね…。いつも見て下さりありがとうございます！！運動会楽しみにしててくださいね！ (8月27日 6時) (
レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - 追加設定きちゃ〜！こんなにすごい設定思いつくなんて、、、どれだけすごいんですか…？あと最近てぇえぇが多すぎて尊死した自分の体がそこら中に転がってます…！続きも無理せず更新がんばってください！！応援してます！！運動会楽しみです！！ (8月27日 2時) (レス) @page50 id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» 大丈夫ですよ！！ついに運動会始まりますよぉ！！ (8月25日 9時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - わーお、、、ついに、鬼ごっこやるのか…⁉…ここは見どころです！最近あまりコメントできてなくてすみません…更新頑張ってください！ (8月25日 9時) (レス) @page40 id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» この要素大事になるかもしれませんよ…？フラグかどうかはね…あの…その…なんでもないです… (8月22日 18時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
