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「俺ら相手に殺すつもりでなんて、笑ってまうなぁ」
「精々頑張りや？せぇーんせ♡」
「へ…？」
とんっとシャオロンに肩を叩かれ冷や汗をかくA。
グルッペンは特に気にする事なくチーム分けをしていく。
「Aはとりあえず一戦目は見学。まず俺、コネシマ、ロボロが城を死守するチーム。他メンバーは城を墜すチームや。頂上にあるこのペンダントを奪取すればそっちの勝ち。ええな？」
ストレッチを始めながらうぃ〜と返事をする。
「武器は鞄に入っているラバーナイフとゴム弾を使え。ゴム弾はかなり威力落としてるが当たると『クソ痛てぇゾ』」
各々が必要な武器を手に取る。
ラバーナイフを２本仕込んだりゴム弾が弾詰まりなど起こしていないか確認したりと、訓練とはいえ余念がなかった。
「俺らは先に城に入るぞ。１０分後にスタートや」
「おいす〜」
「やったるで！」
籠城組はインカムを耳に差し込むと何やら話し合いをしながら城の中へと姿を消した。
外に残ったトントン、ゾム、シャオロン、大先生も籠城組とは違う周波数のインカムを用意しセットしていく。
「いや〜こういうん久々やな」
「グルッペン敵側か〜嫌やなぁ」
「腕がなりますねぇ！」
「ぜってぇ勝ぁ〜つ！」
そわそわとしているAを手招きで呼ぶトントン。
一戦目は観戦であるAは何か手伝いだろうかと呼ばれたまま近付いた。
「んじゃ、これな」
ほい、と渡されたのはかなり派手な蛍光ピンク色をしたゼッケンと帽子だった。
太陽の下で見るとあまりの鮮やかさに目がシバシバしてしまう。
「見学、外で見ててもほぼ見えんからな。Aも中に入って見てみぃ。あ、ただし堂々としてるんやで？邪魔にならんようにって物陰に隠れたりなんかしたら…」
なっ？分かるやろ？グサリや。
そうにっこり笑うトントンに「はひ…」と情けない返事を返すしか無かった。
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味鈴(プロフ) - 紫苑ちゃぬさん» ご感想、ありがとうございます。気楽にだらだらのやっていますがよろしくお願い致します！ (2023年4月26日 23時) (
レス) id: 0263eefc6e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑ちゃぬ - やばい、、、タイプの小説だぁ、、、 (2023年4月26日 21時) (レス) @page9 id: b2c2939cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：味鈴
| 作成日時：2023年4月20日 20時
