【可愛いΩと】審神者は首を晒さない【未熟なα】

αだらけの本丸へ２ ページ5

あ「っ、え？」


＿＿___ふわり


僕のはだけていた制服が

優しく風に舞った。


？「大丈夫ですか。A様」

その男の人は
僕を立たせてくれると

制服についた泥や
草を払い

服を正してくれた。


ちらりと横を見ると


さっき剥がされた生徒は

正気を取り戻したのか、
気づけばもう、いなくなっていた。


あ「えと、あの...誰、ですか？」

きっと悪い人じゃないんだと思う....思いたい


僕は震える声で問いかけてみた

あぁ、怖い...


？「失礼致しました。私、政府の役人を務めているシノと申します。」


その男の人..シノ、さんは
僕に一礼して見せた

あ「せ、政府の人がなんで..？」


僕、悪いことしたかな

ま、まさか被検体とか！？


い、いやだ...


勝手な妄想に
涙が零れそうになった時

シノさんはまた口を開いた。


シノ「審神者に、なっていただきたいのです。」

あ「へ、？


さにわ...？」








.








.









この時の僕は


シノさんの一言から

人生が全くと言っていいほど
変わるなんて



思ってもいなかった。

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