未知と無知５ ページ19
こ「気をつけて下さい！もしかしたら刀が飛んでくるやも知れません」
あ「うっ、まじか」
きっと彼らは
人間を殺したいぐらい恨めしいと
思っているから
確実に仕留められるように
狙ってくるのは上半身。
あ「しゃがめば、大丈夫だよね」
こんのすけを抱きしめて
僕は屈んだ。
そして右手を襖にかけると
よし、と心の中で一声発してから
スッと開けた。
あ「_____ひっ、！」
刹那、僕の頭上を
大きめの刀が飛んでゆくのが見えた。
屈んでなかったら脳天直撃だった。
そう考えると
サーっと血の気が引いてくのがわかった
こ「さ、審神者様！大丈夫ですか！？」
あ「うん、なんとか..」
震える足で立ち上がった僕は、
あ「えっと、その...刀は、大切にした方が
良いですよ..！」
後ろの柱に見事突き刺さっている刀を
少し奥で１人だけ立ち上がっている人に
渡そうとした。
あ、こんな事言ったら
滅茶苦茶生意気だと思われる...！！
あ「あ、ごめんなさい！これ、」
カタカタと自分の手の震えが
刀に伝わって音を出した。
その人の所に歩いていくと
とても怪訝そうに見られた。
？「...驚きだ。交わすなんてなかなかやるな」
そう一言だけ言うと
刀を受け取り
不機嫌そうに鞘に収めた。
.
？「おい、貴様。」
あ「は、はい！」
ばっと周りに目を向けると
いつの間にか僕は部屋の真ん中ぐらいに
来てしまっていたようだった。
ざっと数えても
40から50は超えてるだろう数に
ただただ圧倒された。
？「お主、何者だ。」
何処からかそんな声が聞こえてきて
僕は咄嗟に返事をした。
あ「えっと...」
こ「審神者様、自己紹介を！」
こんのすけが僕に耳打ちをした。
あ「あ、そうか。
えっと、ここの審神者に就任しました。
巴衛崎Aです。よろしくお願いします」
ばっと頭を下げる。
冷や汗がダラダラ滴り落ちてきて
目の前がチカチカした。
こ「さ、さ、審神者様！？今、真名を...！」
横でこんのすけが死にそうな顔して
悶えていた。
あ「えっ、だめなの..！？」
つい、思い切り顔を上げてしまった。
こ「だめもなにも、神隠しされてしまいますぞ！！」
あ「なに、それ、聞いてない...！」
神隠しって連れてかれるってこと...？
そう考えると、
今自分が教えたことを
滅茶苦茶後悔した。
あ「ど、どうしよう」
なにも出来ない僕は
こんのすけと顔を見合わせて
ただただ恐怖に怯えて、
顔を真っ青にした。
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尼子 - めっさ好きです…続きが気になります！ホント、出来たらでいいので更新してほしいです。 (2021年1月17日 2時) (
レス) id: 40e4cbfdd7 (このIDを非表示/違反報告)
午後の紅茶は午前に飲む。 - オメガバースだと…。最高かよ、最高です。だかしかし、更新停止中だとﾂｯ!!なんという屈辱、みりん←さんのペースで更新頑張ってください。 (2021年1月7日 23時) (レス) id: 2ed3efbae0 (このIDを非表示/違反報告)
ウタ - 楽しみにして待ってます！ (2018年11月15日 23時) (レス) id: 5d727cd1f1 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 美味しいっ…！リアル大変かと思いますが更新頑張ってください！応援してます！ (2018年8月30日 3時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新待ってます (2018年6月5日 0時) (レス) id: dfe0d85699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん←
| 作成日時：2017年7月6日 18時
