αだらけの本丸へ８ ページ11
NOside
シノは深く、深く礼をした。
座席から降り
テーブルと座席の隙間のスペースに
正座して座った。
あ「え、シノさん...？どうしたんですか...？」
Aはそんなシノに
疑惑の眼差しを向け
あわあわと慌てだした。
だがシノは
そんな様子も全くお構い無しに
再度礼をした。
所謂「土下座」なるものだった。
意味合いがまた、違ってくるが。
あ「し、シノさん！？...辞めてください！
頭上げて...！」
Aはまさかシノが自分に土下座なんて
するなど微塵も考えていなかった。
故に、Aは顔を真っ赤にしながら
目をみはった。
あ「僕なんかに
頭下げないでください！」
シノ「いえ、貴方はすごいお方です。
本当にありがとうございます」
シノはそう言うと
ゆっくり顔をあげて
苦笑と違う
とても優しくて、
嬉しそうな顔をしながら
ふわっと笑った。
Aはその笑顔で
なにも言えなくなった。
シノ「っと、もうすぐ着くようですね。」
あ「え、そうなんですか..？」
果たして何処にあるのだろうかと
Aは窓を覗く。
が、窓から見える景色に
Aは少し顔を顰めた。
あ「なんか...嫌な感じがしますね。」
それもその筈
ここら一帯は
審神者が納める地として
存在していたものだったが
その審神者がいない。
そして本丸の刀剣男士達からは
瘴気が立ちこもっているときた。
嫌な雰囲気が
Aに絡みつくように
漂った。
シノ「A様の生活用品は完璧に支給されています。なので身の回りの生活にはなに不自由なく過ごせます。もし、なにかあるのでしたら
式神に伝えてください。」
あ「は、はぁ...分かりました」
ほんとに大丈夫なんだろうかと
今更になっておもうAだったが
男なら腹を括ろうと
決意したようだった。
だがAは
今になって思い出した。
シノと話していたことによって
忘れていた事
それは自分がΩだということ。
あ「その、こんなこと聞くの
恥ずかしいんですけど...」
シノ「なんでしょうか？」
Aは気まづそうに顔を伏せた。
あ「その...はつ、じょうを抑える薬って、あ、ありますか！」
ヤケクソになったのか
語尾にかかるにつれて
声が大きくなっていた。
シノ「え...？あ、はい。きちんと用意してあります」
不意をつかれたのか
シノは気まづそうに返答した。
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尼子 - めっさ好きです…続きが気になります！ホント、出来たらでいいので更新してほしいです。 (2021年1月17日 2時) (
レス) id: 40e4cbfdd7 (このIDを非表示/違反報告)
午後の紅茶は午前に飲む。 - オメガバースだと…。最高かよ、最高です。だかしかし、更新停止中だとﾂｯ!!なんという屈辱、みりん←さんのペースで更新頑張ってください。 (2021年1月7日 23時) (レス) id: 2ed3efbae0 (このIDを非表示/違反報告)
ウタ - 楽しみにして待ってます！ (2018年11月15日 23時) (レス) id: 5d727cd1f1 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - 美味しいっ…！リアル大変かと思いますが更新頑張ってください！応援してます！ (2018年8月30日 3時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 更新待ってます (2018年6月5日 0時) (レス) id: dfe0d85699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん←
| 作成日時：2017年7月6日 18時
