三十 ページ33
あなたside
＊＊＊
____あ「どうして貴方は泣いてるの？」
＊＊＊
これは夢の中。
幼い記憶のループの中。
あ『どうして貴方は泣いてるの？』
小さい私が
そう言いました。
誰に、話しかけているのだろうと
思い
自分の目線の先を追うと
しゃがみこんで
泣いている
男の人がいました。
あ「...あれは、誰でしょうか」
今の私にとっては遠い遠い記憶の奥底
誰かも、分かりません
あ『どうしたの？何処か痛い？』
その男の人に近づいた幼き私は
しゃがみこむその人の頭を数回、撫でていた。
「違うんだ、すまない。
何でもないんだ。」
男の人は
辛そうにそう言うと
ゆっくりと顔を上げ
涙で濡れた頬を
拭いました。
あ「あぁ、それじゃ荒れてしまいます」
なんて、届くはずのない声を出してみた。
勿論届くわけがなくて
会話はずっと続いていきました。
あ『嘘だよ、だって貴方
とてもとても辛そうだもん。』
私がそう言うと
男の人は顔を歪め
また、涙をぼろぼろ流し始めました。
「君は、君は変わった...
私達はなにも変わらないというのに。
変われないというのに。
辛いんだ、胸が張り裂けそうで仕方が無いんだ」
男の人はそう言うと幼い私を抱きしめて
おいおい泣きました。
何故か、その姿を見ているの
心がぎゅっと締め付けられて
あ「私、泣いて...」
いつの間にか
冷たい涙が
私の頬をつぅ
と、伝っていました。
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みりん←(プロフ) - 夜さん» 楽しんで頂けてなによりです！この小説を通して、なにか、見つけて頂ければと思います。更新、頑張りますね！！ (2018年1月23日 21時) (
レス) id: a780c8df64 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - すごく続き気になります！大切なものが無くなるつらさがとても心に響きました。これからの更新頑張ってください！ (2018年1月23日 2時) (レス) id: 7575b535e1 (このIDを非表示/違反報告)
みりん←(プロフ) - 和狐音さん» うわぁぁあ！ありがとうございます！お、面白いだなんて..！(号泣)そうですね汗こんのすけ全てって感じで進んじゃってますwこれから見習いは...ふふっ←取り敢えず面白くできるように頑張ります！ (2018年1月22日 15時) (レス) id: a780c8df64 (このIDを非表示/違反報告)
みりん←(プロフ) - アルファぺテロさん» そう言って頂けて嬉しいですっ、！！更新頑張ります(グッ) (2018年1月22日 15時) (レス) id: a780c8df64 (このIDを非表示/違反報告)
和狐音 - 凄く面白いです！…だけど主人公が辛いですね。唯一の支えはこんのすけですね。それに辞めるだなんて……刀剣男士達は後悔すべき！主人公の気持ちを理解すべき。見習いは罰するべき★←更新頑張って下さい！！ (2018年1月22日 3時) (レス) id: f7d3b5982d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん←
| 作成日時：2017年3月23日 1時
