【鬼滅の刃】900年以上生きた女を、人はいつしか"鬼"と呼んだ。

肆 ページ6

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とうの昔に
"人間であること"は捨てたのだけれど。



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『...A。北北東に、鬼の気配がする』


＿＿＿かなり、強いぞ。

やつは突然、私の肩をくっと掴んだ。


あ「あぁ、分かっておる。
下弦...いや、上弦か？」

大分距離はある筈だが
それでも分かるくらいの気配だった。

臭いが、色が、濃い。

『どうする、A。』

あ「どうするもなにも、悪鬼滅殺の為に生まれた我が身よ。此処で行かずしてどうするのだ。」


チャリっと、腰にさしていた日輪刀の柄を
指でなぞる。

もう何百年と使ってきたにも関わらず
こいつは驚く程に美しいまま。

私の、自慢の愛刀。



あ「よい暇潰しになりそうじゃ。」

『...いい趣味だな』





.





ｽｩｩっと、肺に息を詰め込む。

ザリっと右足を後ろにやり、
直ぐに走り出せる体制を作った。



あ「遅れるなよ」



ググッと足に力を入れて



『あぁ』



私は一気に加速した。

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ひっ、hit数やばい...総合1位やばい...
もうやばい...すごい..や、やばい...(語彙力)

お気に入りも100人超え...

うえぇぇぇっ(号泣)
皆様ありがとうございますッッッ

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