【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ28)

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青春の体育祭ページ28

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相澤『体育祭まで一週間切ったので、準備の方、急いで下さい』

と、朝の教員会議で言われたのだが……

準備って、私…なにやるの？

パソコン内のデータを探して見るものの、なんも見つからない

紙で貰ったのかと思ってファイルを漁ったが、見つからない

私がまともに聞いてない時に、口頭で言われた？

時雨「なーにしてるの？」

『時雨。いゃさ、そろそろ体育祭の準備してくださいって言われたんだけど、なんのことかわからなくてさ』

時雨「あれ。確か、千与って…実況じゃなかった？」

『は？』

驚きすぎて、思わず『は？』などと口にしてしまった

なに、実況って

話を聞くと、安全の為に私は実況席に置こう、という話になったのだという

なのに何故準備を？

私の疑問は、一週間後に分かることとなったのだ

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私の隣の隣で、マイクさんがデカイ声で喋る

よ、よくこれで入場解説できるね……

マイク「解説は、この俺と！」

イレイザーヘッド先生にマイクが向けられるが、当の先生はガン無視

そのマイクは、私に向かってくる

相澤「答えなくていいですよ」

マイク「ハァァー！二人ともドライだなぁ〜！！」

テンションの高い、体育祭が始まってしまった…

にしても、爆豪くんの選手宣誓はすごかったな……

大きなスクリーンに、第一種目のスタートの様子が流れる

マイク「序盤の見どころは？！」

相澤「…今だよ」

A組の轟くんがトップで走り出る

流石の実力と言うべきか。あの、No.2の息子と言うべきか……

この試合、最後までどうなるか分からないな