【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ26)

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戦いは、ディナーが終わってからにしてページ26

‥

近くにホークスさんがいるせいで、話しを切り出しにくい

というか、先生の顔を見る限り…彼も同じようだ

時雨の気持ちが今だけちょっと分かる気がする

相澤「口に合いますか？」

『え、あ、はい。あまり食べ慣れてないですが、美味しいです』

相澤「それは良かったです」

きっまず……

ウエイターが、食後のデザートを運んできてくれる

お、美味しそう……

しかし、そんな時だった

物騒な音が、店内に響く

女性のウエイターの悲鳴が聞こえる

私の視界に入ったのは、いかにもガラの悪い人達だった

その瞬間。鋭い痛みが、脳に走った

相澤「千与……？！」

ガタイの良い黒い服の集団

思い出させないで

私の前から消えて＿＿＿＿

ホークス(千与ちゃんの為にも、早く片付けた方が良さそうだ)

･

･

no_side

千与は、相澤にしがみついて離れなかった

小刻みに震え、怖がっていた

その理由を、相澤は分かっていた

数名の走る足音が聞こえてきた

ホークス「やっと来たか」

乗り込んできた黒服達を既に制圧したホークスがそう呟く

時雨「ホークス！千与はどこ？！」

ホークス「そう焦んないの。千与ちゃんはちゃんと守られてるから」

そう言ってホークスが指した先に、時雨は一直線

時雨「イレイザーヘッド……。千与はどうですか…」

相澤「かなり混乱している。この場から離れた方がいいだろう」

時雨「わかりました。千与、おいで」

時雨は千与にそう言うが、彼女は首を振って断った

そして、強く…相澤の服を掴んだのだ

時雨(きょ、拒否られた……)

相澤「車まで俺が運びます」

時雨「はい…」

時雨を先頭にして、彼女らは店を後にした