【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ18)

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お酒パワーページ18

‥

ミッドナイト「千与ちゃん何食べる？何呑む？」

『？？？？？』

何故こうなったのだろうか。

数回お酒は呑んだことがあるが、まさか教師やってて呑むことになるなんて。

というか、何故このメンバー……。

向かいの席にイレイザーヘッド先生。

ミッドナイトさんとマイクさんは、私達がお互いを忘れている設定ってのを知らないんだよな……

気まずい。

ミッドナイト「今回は私の奢りだから好きなの頼んじゃって！」

マイク「お！じゃあお言葉に甘えて…」

な、なにを頼むのが正解なのだ？

こういう付き合いは慣れていない。

食べ物は好きなの頼むとして、お酒は……

ミッドナイトさんと同じのでいいか。

私はその選択を後悔することとなる。

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『時雨の馬鹿野郎〜！！！良くも私の猫達を〜！！おはぎー！！』

この時の私は完全に酔っていた。

今まで時雨としか呑んだことが無かったから、お酒の知識などない。

時雨が度数を見てちゃんと選んでくれてたのだ。

馬鹿みたいに度数の高いお酒を呑んでしまった。

『うぅっ……』

テーブルが涙でぐちゃぐちゃである。

相澤(全員酷い酔いっぷりだ……。二人はともかく、千与に関してはちゃんと家に返さないとまずいだろう。)

『うー……』

相澤「おい、立てるか。」

『イレイザー…ヘッド……。』

彼は私に声をかけてきた。

私は彼の力を借りて立ち上がる。

ミッドナイト「なぁーに？まさか千与ちゃんのこと、お持ち帰りするつもりー？？」

相澤「違う！二人はともかく、鈴木先生をここに置いていくわけにはいかないの分かってますよね？」

マイク「とか言ってー、手出すんだろー？」

ミッドナイト「千与ちゃんを汚すなー」

相澤「お前らいい加減にしろよ……」

彼は自分の食べた分だけ払って、私と共に店を出た。

ミッドナイトさんの奢りだって言ってたのに。

相澤(斎宮先生の代わりに、誰か公安の人間…もしくは警察の人間が千与のこと監視して……。ないな。誰一人警護してない。……いいのか、それで…)

『うにゃうにゃ……。』

相澤(家の住所聞ける状態でもないな……。本当にこのまま俺の家に連れて帰れと……。)

夜の世界に、先生の溜め息だけが響いた。