【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ17)

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愛猫たちページ17

千与side

私は一人、家にいた。

ため息しか出ない。本当にひとりぼっちなのだ。

机の上に積まれた薬達。

時雨の馬鹿〜……

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

時雨「しばらくこの子達預かるからね。」

『なんで？！』

時雨「なんでって……。千与がこの子達を殺しかねないからよ！…へ、へくしっ！！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

このように、公安に猫達が連れて行かれてしまったのだ。

寂しい。悲しい。

流石の私でも愛猫たちを殺したりなんてしない。命を取ったりしない！

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･

「鈴木先生大丈夫……？」

『大丈夫だよ。前回の授業何処までやった？』

時雨がしばらく公安の仕事に捕まってるので、私が一年の情報を教えることに。

私の雰囲気がいつもと違うのが伝わるのか、生徒から心配される。

教師としてちゃんと授業をせねば。

私はなんとか午前中を乗り越えた。

午後からは暇である。

ミッドナイト「千与ちゃん大丈夫？生徒達から心配の声が凄いわよ。」

『ミッドナイトさん……。大丈夫ですよ。』

ミッドナイト「その顔で大丈夫って言われても説得力がないわ…」

私の隣に座る。

なにかあった？と優しく言われる。

『あ、愛猫達が時雨に連れて行かれたんです……。今の千与じゃ殺しかねないからって…』

ミッドナイト「あぁ…なるほど。泣かないの、よしよし。」

『うぅっ……』

ミッドナイトさん本当に優しい……

昔も、この人には助けてもらった。懐かしいな。

ミッドナイト「こういうときはパー！とやって忘れるのよ！」

『？？？』

ミッドナイト「千与ちゃん、お酒は呑める？」

『えぇ、まあ。』

ミッドナイト「よし決まり！！」

『え？え？』

その日の夕方、何故か私は居酒屋に来ていた。