【MHA】拝啓、奪うだけだった私へ【相澤消太】 (ページ9)

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平和と破壊者ページ9

‥

緑谷さんのことはリカバリーガールに任せて、私は職員室を目指していた。

ん？ん？んんんんん？？？？

私は思わず二度見してしまった。

『オールマイト先生……？』

オールマイト「！！」

これが噂に聞いていた(校長から聞いた)、トゥルーフォームのオールマイト先生……？！

私は彼が生徒に見られるのはまずいと思い、仮眠室へ引き摺り込む。

『水でもどうぞ。』

オールマイト「ありがとう…」

やつれたオールマイト先生を見るのは初めてである。

教師陣は全員知ってる秘密。生徒は誰も知らない…はず。

オールマイト「いゃー、本当に助かったよ。ありがとう。」

『あの姿で授業やるのは辛いのでは？』

オールマイト「まぁそうだね。でも、そんな動くわけでもないから大丈夫だよ。」

流石平和の象徴というべきか。

『私は職員室に戻りますね。ごゆっくり。』

オールマイト「あ、待って！君を見たときから思ってたんだけど、君って…

7年前の……」

『人違いじゃないですか。』

オールマイト「……。」

静かに仮眠室を出た。

はぁ。厄介だな、私のことを知っているのは。

オールマイト(彼女がヴィランの道に進んでなくて良かった。

彼女個性は…似すぎている。

“公安”が今も彼女を守っているのはそのせいだろう。)

私が彼の考えに気づくの当分先のこと。