夢に堕ちてく 【2j3j】

さぁさぁお遊びはいつまで続くかな? ページ34

魔が差したのでpssi 5のお話書きます
この作品しか見た事のない人に普段俺がどんな感じで書いてるのか伝わればいいな

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　ただ暇で、偶然目を付けたのが彼、もしくは彼女だった。最近の若者がスマホに必ず入れるとされているSNSアプリ、インスタグラム。何か投稿する気なんて更々無かったし、ただ本当に周りの人間に合わせる為に何となく入れただけだった。
　
しかしある時、ふとインスタグラムを楽しむ同年代の人間がどんな奴等なのか気になって、適当に検索ワードを打ち込んでは投稿されたオシャレでもなんでもない写真を無心で眺める事があり、彼のAというアカウント名を見つけたのもその時だった。

　最初に見た彼女に対する印象は「イタイ奴」。強めの加工に痛々しいファッション、目元のメイクは赤いアイシャドウによって泣き跡にも隈のようにも見える。彼は所謂『地雷系ファッション』を投稿する地雷界隈の人間だった。

　こんな変に気取っている厨二病患者の写真を見るヤツがあるか、と思いつつフォロワー数を確認すれば、彼女は約1万人程のフォロワーを持つそこそこな活動者で、別サイトで配信し続けても中々人に見てもらえないピースサインは加工した写真を投稿するだけで人の集まる彼に嫌悪感を抱かずには居られなかった。そこからピースサインによるAへの嫌がらせが始まる。

　写真が投稿される度、「加工乙ｗｗｗｗ」「厨二病痛すぎｗｗｗｗ」といった典型的なネット上の煽り文句を彼のDMに送りつけた。最初はこれにどう反応してくるのか、ピースサインはワクワクしながら返事を待ち続ける。しかし彼女の返信はこうだった。

『投稿への感想ありがとうございます。確かに今回は加工が強すぎましたよね〜!まぁそれでブスが隠れてるならオールオッケーです!厨二病というか元々そういうファッションですし、わざとそうしてますから、苦手ならブロックを推奨致しますよ。」

　この丁寧かつ広すぎる彼の心にピースサインは思わず「えぇ?」と本気で困惑した。今まで配信して出会ってきたネットの住民は皆口が悪くキレやすい、そんな人間ばかりだったから。だからこそピースサインはネット上にこんな人間が本当に存在したのかと本気で困惑したのだ。

＊→←segs　2

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