I will love you when i die ページ30
お互い、高い攻撃力を持つ魔法が直撃したことで、体から血を流しながら倒れた。
呻き声を上げる私の視界に、床へ流れ出た血の色が見える。
(ホントに死ぬのか…)
そう考えた途端、とてつもない解放感に体が震えた。
「あはっ…!」
笑いが零れる。
ローズハート君は苦しいのを我慢しているのが丸わかりな笑顔で私を見つめている。
ふと、
「名前を呼んでほしい…」
と言われ私が、ローズハート君と呼ぶと、彼は違う違うと首を振ろうとしながら
「名字じゃなくて…、ボクの名前を…」
と消えそうな声で言った。
私は彼の手を掴んで、「リドル君、リドル君」と何度も呼んだ。
そのうち、彼は目を閉じて動かなくなった。
朦朧とする意識の中で見た彼の死に顔に、私はとてつもなく愛らしいと感じる。
必死に彼の体を手繰り寄せてまだ少し暖かい体を抱きしめると、異常な安心感に包まれた。
あれ。
もしかして私、最しょからリドルくんをあいしてた？
なにもない部屋に唯一置かれたかがみの中で、私がなきそうなかおをしていたのがみえた。
…………………………………。
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灰色(プロフ) - あきまるさん» うびゃあああきまるさんだ…!ｳﾚﾁｲ!!!!こちらこそ読んでくださってありがとうございました…! (2023年1月7日 19時) (
レス) id: 23840e3b5f (このIDを非表示/違反報告)
あきまる(プロフ) - すげぇ今更だけど読み終わりました。リドルくんのメンヘラ具合と主さんの愛情の受け取り方がいい感じに絡み合ってあのラストになるのがとても切なくて素敵です…！ありがとうございました。 (2023年1月7日 19時) (レス) id: 108e4cfb5a (このIDを非表示/違反報告)
灰色(プロフ) - しろつめさん» うれちい…！うれちい…！此方こそ読んでくださって本当にありがとうございました！ (2022年5月25日 23時) (レス) id: 02fb3ffb1f (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 蛙化苦し〜〜！？って思ってたら夢主が思ったよりかわいい心情でとてもすきだったし面白かったです……ラストも素敵！ 完結おめでとうございます、素敵な作品ありがとうございました！ (2022年5月25日 23時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
灰色(プロフ) - ありがと〜！こんな訳わからん小説好きっ手言ってくれてうれしいます… (2022年5月24日 16時) (レス) id: 02fb3ffb1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰色 | 作成日時：2022年2月28日 20時
